【呪術廻戦】彼女が闇堕ちする前に【五条悟】 (ページ20)

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失った人ページ20

五条side

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五『なんでお前いつもウチ帰ってんの？

怠くね？寮使えばいいのに、な？傑』

夏『暖は妹がいただろう』

家『コイツシスコンだし

寮使うわけないだろ、バカかお前』

五『あ？？』

暖『まあ、寮も楽だろうけど…

妹が極度の怖がりでさ…
だから夜遅くてでもウチに帰んないと大泣き

呪霊も見えるしやっぱ1人でいるのが怖いんだと思う、だから帰ってやんねえと』

五『過保護だな、ほっときゃ慣れんだろ』

暖『慣れる前に児童相談所に連れかれるわ』

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五「ハハッ」

猪「(何で今笑ったんだ？)」

極度の怖がりか

今は多少慣れてるっぽいけど

廃墟とかお墓とかそういう雰囲気のとこが無理なのかな

まあ、そういう気持ちから呪いは生まれんだけどねぇ

任務も一人で行けるくらい慣れてくれるといいけど…

てかこの子すぐ顔に出るなぁ

分かりやすすぎてウケる

五「ちょっと～僕がグッドルッキングガイなのは分かるけど、流石にそこまで見つめられると照れるだろ～」

「……すみません」

五「あっ、そうだA明日学長と面談ね！

制服も明日には用意されてると思うし

今からAの寮案内するから

今日はもう荷解きして寝たら？」

「あ…わかりました

猪野先輩、明日からよろしくお願いします」

猪「猪野先輩？！やっぱ先輩っていいナァ！

よろしくな！」

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五「てことなんで、夜蛾学長

くれぐれも口を滑らせないようにお願いしますよ」

夜「何故そんな嘘をついた」

明日の面談で夜蛾学長が暖の処刑の事について話さないよう根回しにきただけなのに

夜蛾学長も今回の件ばかりはすごい考えているようで長い話になってしまっている

五「冤罪で処刑されたなんて聞いて

あの子が呪術界に入ると思いますか？

絶対断るに決まってますよ

上から出された条件は

彼女が呪術高専入学を断れば即死刑です

罪のない兄妹を、また皆殺しなんて出来ないでしょ」

夜「それは分かっている

今はいいが、本人がその真実を知った時

どうなると思っている？

ある程度呪術の力を身につけてから真実を知ってしまえば、呪詛師になってしまう可能性だってある」

五「呪詛師なんて、僕がさせませんよ」

__________あの子だけは

_________傑のようにはさせない

僕は二人も親友を失った

僕だって、もう大事な人を失いたくないんだよ