【呪術廻戦】彼女が闇堕ちする前に【五条悟】 (ページ19)

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階級ページ19

五条side

五「あれ、教えてなかったっけ？

術師にはそれぞれ階級があるんだよ

ちなみに僕は特級！最強だからね」

「……そうなんですね」

反応薄っ！

まあ呪術界の事さえ知らなかったんだ

特級なんて言われてもそんな反応するのが普通か

猪「オマエ！そんな事知らなかったのか！」

五「Aは今までコッチ側の世界を知らずに生きてきたからね」

「…階級って何か意味あるんですか？」

五「術師のように呪霊にもそれぞれ何級かが決まっててね、その階級によって任務で払える呪霊が決まってくる」

猪「雨夜は何級なんだ？」

「あ……分からないです」

五「あ～ごめん、まだ手帳渡してなかったね

はい」

Aは渡された学生証を見るが特に動じない

しかしAの後ろからこっそり学生証を覗き見た
猪野君はギョッと目を丸くした

ウケる

猪「一…ッ級？！」

五「まー呪ってるのが元1級呪術師だからね

Aに術式がなくても必然的にそうなるよね」

自分が1級と知っても動じないAに
猪野君がわーわー騒ぎ始める

猪「一級って凄いんだぞ？！」

「……じゃあ兄は凄かったんですね」

五「ま、1級ともなると祓う呪霊の階級も、数もキツイものになる」

「え…任務って一人するんですか」

悲しそうな顔をしたと思ったら今度は不安そうな顔をしだすA

コロコロ表情が変わるなぁ

でも憂いを帯びたその瞳は全く変わらない

五「任務によってバラバラだよ

ペアの時もあるし、何人かで行う事もある

勿論一人で行ってもらう任務もある」

「え」

五「まぁ最初の方は僕も引率するし

猪野君とかとペアで行ってもらうけど…

兎に角実践に実践を重ねて一人で行ける任務は一人で行けるようにしようね！」

「………………………………」

励ますようにそう言うがAは
マジか…って顔でポカーンと口を開けたまま

僕の顔をジーッと見つめ静止する

猪野君はそんなAの顔の前で手を上下に揺らした

それでも反応なし

分かりましたって言わない辺り

一人で行くのが相当嫌なんだろうな

そして思い出す、アイツらとの会話______