ドンヘのラブストーリー

ドンヘ ページ17

今朝早妃からメッセージが

(おはよう！今日も仕事頑張ってね！あと、シャツ仕上がったみたい！楽しみぃ！)

シャツが仕上がった…

作ってくれてる間は
僕を考えてくれてたのだろうか

「おはよう。早妃も仕事頑張って！シャツめう仕上がったんだね。さすが、早いね」

返事を送る

シャツの生地は早妃が選んだって言ってたな…

来週になれば会える

そう考えるだけで
まるで初恋でもしてるかのような純粋な気持ちになる

あっ…いい曲が書けそうな気がしてきた

ウニョク:ん？新しいメロディー！

ドンヘ:聞こえた？頭に浮かんだから！

ウニョク:それはD&Eで？

ドンヘ:そうだねぇ！

ウニョク:なんか凄く優しいメロディーだった。いい曲に仕上がるといいね！

ドンヘ:アハハ！頑張るよ！

メロディーに加え、詞も浮かび書き起こしてみると

あぁ…
なんて事だ

詞には今の僕の素直な気持ちが表れていた

ウニョク:そう言えば悩みは解決したの？

ウニョクが雑誌をペラペラめくりながら聞いてきた

ドンヘ:悩み？

ウニョク:ちょっと前にため息の話でなんか言ってたじゃん！

ドンヘ:……あぁ…ため息の時のね…

ウニョク:ん？まだ解決してないの？

ドンヘ:解決と言うか…大丈夫…近い内にはっきりするから

ウニョク:そっか……。

たいして興味のない雑誌だったのか
ウニョクはポンッと机に置く

ドンヘ:ウニョク……？

ウニョク:ん？

ドンヘ:今彼女いるよね？

ウニョク:ん〜まぁ！

ドンヘ:その彼女以外に気になる人が出来たりとか…

ウニョク:は？ないない！あったとしたら、それはもう本気かな…だから、僕なら彼女と別れるかな…って、実際はなってみなきゃ分からない気持ちだしなんとも言えないけどね…ドンヘまさか？

ドンヘ:違う、違う！そういう相談されてね…

ウニョク:ビックリしたぁ！難しい相談されたねぇ！

ドンヘ:うん…

そうだよな…
僕だって自分の立場じゃなければ
きっとウニョクと同じように考えるし答えてる

本当は難しいとかは関係ないのかもしれない…

自分の気持ちがはっきりしてないだけで…
いや…はっきりしてるのかもしれない…
だけど頭にちらつくは…
笑ってる姿の早妃…
傷つけたくなくて
自分も悪者になりたくなくて
結局は自分を守ってるだけなのかもな…

私→←私

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す