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86話 何で……?〜伊月side〜 ページ10

琴音「……お酒、放置してたのを知らせた気になってた……二日酔いで頭痛いだろ?……今日はユックリ休め」プイッ

伊月「ちょっ!!待てよ琴音!」ガシッ!!

部屋から出ていこうとする琴音の手首をとっさに掴む

琴音「ッ!!」パシッ!!

渇いた音が響き、頬を叩かれたと感じた

琴音「……ぁ」カタカタ

琴音は真っ青になって震えている

俺は掴んでいた手を離した

琴音「ごめ……ごめっ!!なさっ!!」ポロポロ

悪いのは俺だ

確かに琴音は忠告をしてたのだろう

それを俺がテレビに夢中になって聞き流して……酒を飲んだ

そして琴音を……

伊月(……全部俺が悪いんじゃねぇかよ)ギリッ

なのに……何で?

琴音「ごめっ!!なさい!!許し……て!!」ヒックヒック

何でお前が……謝ってんだよ?

伊月「こ……とね?」スッ

琴音「ッ!!」ビクッ!!

手を伸ばせば体をビクつかせ無意識だろうか?壁の方に逃げている

俺は伸ばしかけた手を下ろした

琴音「……ッ」ダッ!!

琴音はドアの近くまで行くとドアを開け部屋から出た

まるで金縛りにでもあったかの様に体が動かないし声も出ない

伊月「……」

ボンヤリとした頭じゃ何も入ってこない

ただ……『やっちまった』と思った

しばらくしてようやく体が動いた

ドアから出てキッチンに行く

いつも通りの朝食が置いてあった

煙をあげているお椀にはシジミの味噌汁が入っていた

隣にはメモがある

『伊月へ

本当にごめんなさい。少し外に出ます

シジミの味噌汁、二日酔いに効くから必ず食べて

ちゃんと帰るから探さないで 琴音』

伊月「クッソ……」

腹が立つ

自分にも、俺の心配をしてる琴音にも

伊月「だれか……教えてくれよ……」

俺はこれからどうしたら良いんだよ……

87話 分からない→←85話 ヤっちゃった……〜伊月side〜※エロ系注意



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作者名:タンゴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年1月12日 12時

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