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121話 4日目〜伊月side〜 ページ46

伊月「……んっ?」パチッ

目が覚めると朝……

伊月「……ッ!!?」ガバッ!!

灰原「伊月さん……起きたのね」

伊月「哀ちゃん……琴音は!!?琴音の弟は!!?」

コナン「ごめん……逃げられたんだ……」

灰原「……ポストに入ってたわ……『4日目』のDVDが」

伊月「……そうか」

コナン「伊月さん……見る?」

伊月「……あぁ」

DVDが再生される

昨日と同じ白髪の従兄が画面に映り琴音が映る

琴音は動かない

約50分のDVDの中で琴音は虐待を受けていた

火のついた煙草を押し付けられたり、殴られたり、色々されていた

それでも琴音は多少身を捩ったり呻き声を上げるだけで泣き叫んだりはしなかった

光の灯っていない瞳

青黒くなった肌

まるで死んでいるようだったが辛うじて息をしているのが分かる

抵抗出来ないのかしないのか……

おそらく前者だろうな……

伊月(抵抗する気力も無いのか……)ギリッ

画面の中を見る事しか出来ない

伊月(せめて……居場所さえ分かれば……)ハッ!!

伊月「……なぁコナン君、哀ちゃん」

コナン「伊月さん……どうかした?」

伊月「……今日、ちょっと付き合ってくんね?」

コナン「……えっ?」

122話 故郷へ〜コナンside〜→←120話 夜の対話〜伊月side〜



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作者名:タンゴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年1月12日 12時

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