95話 琴音の秘密〜コナンside〜 ページ19
伊月「おい!!琴音!!?」
紫織「……」ガシッ!!
伊月「何すんだよ!!?追いかけねぇと!!」
紫織「追いかけてどうすんの!!?何も知らないまま、またあの子を傷つけたいの!?」
伊月「それは……」
紫織「取りあえず……落ち着きなさい……子供達は帰らせるからそれから話をしよう……あの子の秘密を」
伊月「……」コクッ
紫織「と言うわけでコナン君もバイバイ……また遊びに来てやってよ」
コナン「……うん」
紫織「送ろうか?」
コナン「ううん、大丈夫」
紫織「そっか……ねぇ、皆にも言ってくれない?『きっと大丈夫』って」
コナン「……分かった」
伊月さん達から離れ盗聴器の電源をオンにする
灰原「……あら、盗聴?趣味悪いわね」
コナン「うおっ!?は、灰原か……」
灰原「私にも貸して……気になるのよ……琴音さんの秘密」
コナン「お、おぉ……」
少しの雑音と共に紫織さんの声が聞こえてくる
紫織『まず、あんたあの子についてどこまで知ってるの?』
伊月『えっ……?』
紫織『あの子の家族についてよ……答えて』
伊月『確か……虐待してた母親と、首を吊った父親……それと琴音だけだろ?』
紫織『そこからか……違うわよ……あの子にはもう二人家族がいるの』
伊月『……二人も?』
コナン(……双子のお姉さんと従兄の事か?)
紫織『あの子にはね……双子のお姉さんと……一歳年下の弟がいたの』
コナン(何だと!!?)
96話 琴音の過去1〜紫織side〜→←94話 リュウ?琴音?〜コナンside〜
23人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:タンゴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年1月12日 12時