【鬼滅の刃】雪柱さんの我慢事《弐》【冨岡義勇】

81話 ページ37

貴女side




A「仲間……なかま…」




ひとりでぶつぶつ言っていればお姉ちゃんや香依が心配してきた





香依「お姉ちゃん？」





晴菜「急に怖いわよA〜」





A「あ、ご、こめん」






日輪刀までは思い出したんだ。私ならいける…！






ふと首元に違和感を感じた






気になって見てみるとねっくれすがあった






ねっくれすは西洋からきて、今はとても人気でその文値段もたかいのだ。





A「なんでこんなもの、私が持ってるんだろう」





白い石がキラキラ光る。






__『A』






……！





優しい声





滅多に見られない微笑みを見せる彼が思い浮かんだ





私の大好きな声だ





A「……義勇」






まさか、ねっくれすがこんな所で役に立つなんてなぁ






……思い出した。全部






鬼殺隊、柱…





私は今、宇髄さんと遊郭に来ていたんだ。こんなとこでモタモタしてる暇はない





香依「……お姉ちゃん？どうしたのその格好」






香依に言われて自分を見直せば着物だったはずの服は隊服に変わっていた





A「香依。お姉ちゃんはいつでも香依のこと大好きだよ。だから、ごめんね」





香依「お姉ちゃん……？」





ニセモノだってわかっていても辛いなぁ。別れるのは





晴菜「A…どうしたの？」





A「…お姉ちゃん、私必ずお姉ちゃんを救ってみせる。だからこんな所でモタモタしてられない」






ばいばい。と告げて2人を背に一直線に走っていった

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