73話 ページ29
貴女side
香依「お姉ちゃん今日は泣き虫だねっ!」
A「…そうだよ、お姉ちゃんとっても泣き虫なの…だからもうちょっとぎゅーってさせてね」
香依「いいよ!!」
私たちの秘密基地だった花畑で香依をしばらく抱きしめた。
そのあとは香依と共に懐かしい家へ帰った
母「あらおかえり。遅かったね」
父「Aー!ちょっとこれだけ手伝ってくれ!」
晴菜「おかえり〜」
家に帰ればあの日無残な姿になっていたはずの両親がいた。鬼になったはずの姉もだ。
いつもと変わらずご飯を作ってくれる母。
花火作りに必死の父。
母の手伝いをする姉。
A「お父さん、お母さん…お姉ちゃんっ」
目尻がだんだんと熱くなってくる。
母「どうしたのA?」
父「Aが泣くなんてめずらしいな…おいで」
花火を作っていた手を止めてお父さんは両手を広げてくれた
引かれるように父の腕の中におさまる。
抱擁してくれた父は暖かかった。
___私はひどい夢でも見てたのかな…みんなが死んじゃうのは夢だったんだ…
晴菜「A?お姉ちゃんもぎゅーってしてあげよう!!!」
A「お姉ちゃん……へへっ」
母「ちょっと疲れたのかもね。寝ておいで?」
A「うん…そうする」
父と母とお姉ちゃんと香依の温もりを感じた。懐かしい…きっとあれは悪い夢だったんだ。長い長い、夢。
でも、夢なら…義勇や鬼殺隊の仲間の温もりは嘘…?
…あれ、義勇ってどんな顔だっけな…
……鬼殺隊ってなんだっけ
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朱槻(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» ご丁寧にありがとうございます!!!楽しんでもらえて何よりです!!! (2019年11月24日 15時) (レス) id: 1d1b547a78 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 朱槻さん» いつも楽しく読ませて貰ってます!ななふといいます!夢主ちゃんかっこよ…キラキラ (2019年11月23日 17時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
朱槻(プロフ) - もっささん» ありがとうございます!!励みになりますっっっ!!!頑張ります!!!!!!!! (2019年10月14日 21時) (レス) id: 1d1b547a78 (このIDを非表示/違反報告)
もっさ(プロフ) - 凄く面白かったです!!続き、楽しみにしてます! (2019年10月14日 16時) (レス) id: 487c093ca1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:笹ノ原 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年10月2日 21時