再会 【神谷健太】

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その日から俺は毎日、ことある事にAちゃんに話しかけた



挨拶は当たり前になって

最初は緊張して続かなかった会話も
だんだんお互いにちょっとしたことで笑い合えて

Aちゃんからも話しかけてくれるようになって

それがすげー嬉しくて、






初めて自分から女の子と喋りたいって思った

何をしてるのか、何を考えてるのか気になった

Aちゃんに会える学校が恋しくなった




初めてのこの感情に気づくのにも時間は掛からなかった





俺、Aちゃんのことが好き







自然と他の女の誘いは全部断るようになってた


Aちゃん意外の女はもういい、



たまにベタベタ引っ付いてくる女がいたけど、
それをAちゃんに見られるのが嫌で
見られたら嫌われてしまいそうで
冷たくあしらって近寄れないようにした




そのうち、そんな態度の俺に女はほとんど寄って来なくなった








そんな俺を心配するダンス部の仲間
でも、Aちゃんのことを考えれば、不思議とフリも思いつき、調子もよかった




瑠唯｢健太、好きな子できた？」



『は？なんでだよ』



瑠唯｢いや、分かりやすすぎ」




図星過ぎて何も言えない
でも瑠唯に知られるのはなんか恥ずかしい




瑠唯には敵わないんだよ、俺
ダンス部を作った時も部員を沢山増やして

ダンスもすげーうまくて



おまけに俺の心の中まで読み取るのか...







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