再会 【神谷健太】

合宿 ページ47

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そんな生活は、思ってた以上に長く続いた

こんなに、こんなに、うまくいかないのか？
全く進まない活動に、何度も落ち込んだけど
その度Aの存在に救われた



言葉には出さなくても、
Aの行動ひとつひとつが
健太くん、大丈夫だよって言ってくれてるように感じた







そんな中、合宿をやるって決まった



その期間は壮絶だった
多分人生でいちばん、経験したことないくらい



ハードすぎる日程をこなして、
睡眠時間もないし、
身も心もボロボロになるのを実感した




更に、全員の意識が違うことを感じて
正直イラついていた部分もあった







でも、ここを乗り越えたらって必死で
合宿の最終日には、確実に全員が変わった





終わってみると、ほんとうに過酷だったけど
明らかに違う、言葉では表せない
手に入れた何かがあった


誰が欠けてもダメ
全員のRAMPAGEにしたいって思った





合宿が終わり、東京に来てくれたAが
俺の顔を見た途端、ぱっと顔が明るくなって


「健太くん、こんなこと言っていいかわかんないし
うまく言えないけど、すごく変わったね
なんか、こう...なんだろ、難しいけど、
イキイキしてる...！？」



え？そうかなぁ？って誤魔化したけど
内心かなり嬉しくて、
俺のちょっとした変化に気づいてくれて
ただ、お疲れ様！じゃなくて



そういう所だよな...って、
うまく言えないやっていいながら
いつもしっかりと伝えてくれる

そんなAの言葉はいつも俺に他に変えられないものをくれる





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