それはいつでも君でした1 ページ8
→MAHOTO Side
全国ツアーの真っ最中で今日もマイク片手にステージに立った
「君の最新映像はハッピーエンド」
この曲は必ずセットリストにも入れるようにしている
どんな曲よりも思いが込められるこの曲はきっと俺の中で一生消しても消せない曲になるだろう
観客席に彼女は居ないのに、届くような気がして。
でもこんな曲を聴いてしまったら彼女はどんな気持ちになるんだろう
昔から俺の動画や音楽は聴かない子だったからきっとこの先も分からないのかな
imiga「お疲れ〜」
「ん、お疲れ」
imiga「ライブ終わりで悪いんだけどちょっと駅前まで知り合いを迎えに行ってくれない?」
「は?なんで俺が?」
imiga「俺この後マネージャーと打ち合わせで行けないんだよね」
「しかも誰だよ」
imiga「俺の友達。ここ〇〇に住んでる人でせっかく来たついでに会いたかったんだ」
「はー、だりぃ」
imiga「今度飯奢るからさ」
「言ったな?!めちゃくちゃ高いの奢らせるからな?!」
imiga「覚悟しとく笑」
ライブ終わりで疲れてる体にムチを打って言われた通りに駅前への道を歩いた
ファンはこれから帰る時間だというのにimigaは珍しく厳しいことを言い出す
ため息を一つこぼしマスクとメガネ、深く帽子を被って歩いているとやっぱり行く道には女の子が多い
知らずとその中に彼女の姿を探しているのはどこか
期待しているからなのだろうか
居るはずもない彼女に、もう連絡をしてこない彼女に会えないと分かっていても
その現実を受け止めたくない自分がいる。
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れんげ(プロフ) - 通りすがりのお節介。さん» またも忘れていました…ありがとうございます!! (2017年9月25日 21時) (レス) id: c5531a8d63 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのお節介。 - オリジナルフラグ、外し忘れではありませんか?(^_^;) (2017年9月25日 4時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れんげ | 作成日時:2017年9月22日 17時