【おそ松さん】些細なことが、大事になりまして。【喧嘩松】

呼び出し。 ページ4

『…えっ、と…』


　


　


　


“Hey、カラ松girl…君が不破Aだな？”


　


　


“からま…？あ、はい。そうですけど”


　


　


“ちょーっと用があるんだ、いいか？”


　


　


　


そう言われて教室から連れ出された私。


　


上級生と問題を起こすのはこの学校で一番面倒なこと。


　


だから嫌だとは言わなかった。


　


クラスの“大丈夫か…”みたいな視線に見送られて現在屋上に。


　


しかもそこにははたまた彼ら二人と同じ顔がプラス四人。


　


同じ顔の人が六人、目の前にいる。


　


あ、でもちょっとずつ顔違うや。


　


　


　


「へー、この子なんだ！かわいいじゃん？」


　


「ほんと〜！こんなかわいい子うちの学校にいたんだね？」


　


「ふっ、やはり俺の目に狂いはなかったようだな…」


　


「クソ松うるせえ……」


　


　


　


なんか喋ってるみたいだけど、よく聞こえない…。


　


てゆうか用はなんなんだろ。


　


　


　


「ちょ、お前らうるさい！この子置いてけぼりだよ！？」


　


「あはは、A？Aかわいいね！！」


　


『え？』


　


　


　


ちょ、なんなのこの人…。


　


そっちの方がかわいい気がするよ私は。


　


　


　


『あの、私に何か用ですか？』


　


「あーごめんごめん！えっとね、君が弟を助けてくれたことにお礼が言いたくて」


　


『……弟を助けた…お礼？』

ことの事情、... side カラ松→←訪問。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す