31話 ページ32
「凛月は昼間が苦手なんだ。昔から昼間は寝てる事が多くてさ。……もしかして…数年前、路上に倒れていた男…助けたりした事ある？」
衣更さんの言葉に、昔倒れていた人を助けた記憶を思い出した。路上に倒れていて、呼びかけても起きなくてどうにか自宅まで運んだ事がある。
「あります。男性に免疫がなかったし…看病するのに必死で顔は覚えていませんが…」
「やっぱり。それ凛月だ…。助けて貰ったのに名前聞いてないって言うしさ、改めてお礼をしようと日を改めたら引っ越してたって凛月から聞いたことあるんだけど…それアンタか」
「わ、私花咲Aです。自己紹介が遅れてすみません…」
「やっと出会えたんだな。良かった…。お、事務所着いたな、凛月起きろ、凛月ー」
「ん〜。もう少し寝かせてよね〜」
話してる間に事務所に無事着いた。私は衣更さんに凛月君を任せて貰おうと声をかけた。
「衣更さん、後は任せて下さい」
「花咲は女の子なんだから、凛月を背負うなんて無理だって。自分で歩け凛月！」
「凛っちゃん、肩貸すから歩いてくれますか？」
凛月君は衣更さんの背中からゆっくり降りて、私に体を預けてきた。凛月君の体を支え、衣更さんにお礼を言い事務所に入って私の部屋に向かいベッドに寝かせた。
しばらくすると凛月君は眠たそうに起きた。
「ふぁ〜ふ。あ、Aちゃん…おはよ〜」
「っ…おはようじゃありません！！」
呑気な凛月君に私は怒った…。人がどれだけ心配したか…スヤスヤ眠ってしまった凛月君にはわかるはずない。
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紅狼鬼(プロフ) - 猫愛りあさん» ありがとうございます(⚲□⚲)グダグダの文章ですみません。いま、新しく作品を考えています！お暇なときチェックしてくださると嬉しいです(^^) (2月26日 15時) (
レス) id: 3e3ff661c8 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - 感動したぁ…泣き泣き泣き (2月26日 14時) (レス) @page44 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅狼鬼 | 作成日時：2021年9月7日 19時
