吸血鬼な6人と生贄だった少女【騎士A】

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時の流れは早いものでもうダンスパーティー当日だ


ダンスは……まあ、それなりに上手くはなったはず

取り敢えず人の足は踏まないようにはなったから成長したという事で


その前に一つ困ったことがある


それは


ドレスをどうするかだ



今、着替えるために部屋に私と6人がいる


ドレスを選ぶ為に特別に入ってきてる
本来はダメだけど



私的には旦那様と奥様から送られてきた白色のドレスが良いんだけど6人は「駄目」の一点張り



し「Aは緑1択だよな？」


ゆ「は？紫だけだろ？」


そ「いーや、黄色だよなー？」


ま「青！青だけ！！」


ば「Aには赤しか似合わないって！」


て「ピンクだよ、やっぱり！」



6人が各々がお勧めしているドレスを持ちながら強要をされてる

正直、どれも私には似合わないと思う

いかにも高級です感が凄い



貴「私はこの白色のドレスでいいよ」


『駄目』



この流れが5回位続いている

早めに着替えたいから早く決めたいんだけど……


少し大きめな溜め息をつく

そういえば……


目の前で口論している6人は置いといてクローゼットを漁る


中には豪華なドレスやバック、髪飾りが沢山入っている

その中から1つ取り出したのが、そう。



黒のドレス



これはアカデミーに入る少し前に一目惚れした買った物


試しに口論している6人にドレスを見せてみる



貴「これは？どう？」



口論していた6人が一気に固まる



そ「それなら……まあ、……？」



少し眉を下げているそまくんが肯定してくれる
他の5人もそまくんと同じ反応


なら、これでオッケーって事だよね



はあ、やっと決まった



貴「はい、着替えるから早く出てって？」



し「え？居ちゃ駄目なのか？」


ば「いいよなぁ？」



ま「駄目でーす」


て「はい、よくないで〜す」



まひくんとてるくんに回収されていく2人

うわー、いやだー！なんて暴れてたけど知らんぷり

当たり前でしょ？女性の着替え姿見るなんて……




早く着替えちゃお

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