吸血鬼な6人と生贄だった少女【騎士A】

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し「お〜、おかえり〜」


あれから何事もなく食堂に着く

少し考えたてみたけど、結局何も分からなかった


急に令嬢さんの態度が変わった事


それには何か裏があるのか
それとも
私を惑わすだけの嘘なのか


どっちかだとしても面倒くさい令嬢さんに捕まったものだ


そんな事を考えながら席が空いていたてるとくんの横に座る


あれ、ティーナとピリアが居ない
一緒に食べてるんじゃ無かったっけ？



不思議に思いながら手に持っていた料理を机の上に置く

予め買っていたもの


貴「頂きます」


手を合わせて一言

一口食べれば口の中に美味しさが広がる
ここのシェフは三ツ星シェフらしい


て「A、忘れ物はちゃんとあった？」


貴「……っうん。これ、」


口の中にあったものを急いで飲み込み、忘れ物の"腕時計"を手に持って見せた


この腕時計はレディース物で旦那様から頂いたものだった

だからこそ、そう易々と失くせない


失くしたらどうなることやら……



ゆ「うっざ……」



ゆきむらくんがポツリと呟く

本当に小さい声だったので私には聞こえなかった
やっぱり私は耳が悪い



そ「……俺があげた万年筆は使ってるか？」



貴「ううん。あれは大事に保管してるよ」




それはとても高級な万年筆だったから

万年筆は大体は高いけど、その中でも群を抜いて高かった

なにをしたらそんなに高くなるのか疑問を抱いたくらい


それにやっぱり、大切なものはしっかりと大事に閉まっておかないとだし

あ、別に旦那様から貰った腕時計は大事じゃないって意味じゃないよ

腕時計の方が実用的だったからね



ま「あ、そうそう！僕からはこれあげる！」


といってまひとくんが出したのは右耳が紫掛かっている白色の猫？のキーホルダー


ま「この子はね、そらぴ。って言うんだよ！」


貴「そらぴ……」


ま「鞄にでも着けてね」


とても愛らしいキーホルダー
まひとくんの言う通りに鞄にでも着けようかな


ごりっ


貴「……？」


そらぴのお腹部分が少し固い

綿じゃなくてなにか固い素材で出来てるのかな？


まひとくんに聞こうとしたけど、満面の笑みで嬉しそうにしてたので止めた

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