吸血鬼な6人と生贄だった少女【騎士A】

2章-1- ページ2

あれから6年


今思えば懐かしいような懐かしくないような


自然と頬が緩む

皆は成長して、大分大人になった


私は本来メイドとしてここに居る筈だったけど旦那様に止められて普通にここの館の住人として住んでいる

正直メイドとして働きたい
そうすれば恩返しが出来るから


そんな事を思いながら玄関の重い扉を開ける

目の前には6人が待っていた



そ「お！来たかA」



し「なに、間抜けな顔してんだよ」



ば「お姫様の登場だぁ〜！」



ゆ「ばぁううるさい。A、足元気を付けて」



て「制服似合ってるよ！！」



ま「髪型も可愛い！！」




6人は私に向かって一言ずつ発する


私達はこれからアカデミーへ入学する
アカデミーは本来貴族の吸血鬼や人間が通う学校
だけど、私は運良く勉強のかげで特待生として入学できた


それにピリアとティーナもいるから嬉しい


アカデミーは寮付き
執事やメイドは連れてこれるけど1人まで
だからこそアカデミーに行けば自立が出来る

自立
協調性
自尊心

それが目的らしい


加えて3年制

今から私達は1年生としてアカデミーに入学
そして3年後、3年生としてアカデミーを卒業

その後は家を継いだり、立派な大人として働く




予め寮に送っておいた荷物以外を入れたキャリーバッグを手に持つ

重い

それを荷物用の馬車の入れる


私達は客人用の馬車へ乗った


アカデミーは首都にあるから、約１時間後には着いてる




楽しみだな

友達出来るといいな……







作者 Twitter始めました
https://twitter.com/wataame_ur?s=06

-2-→←-ナイト家の住人-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す