ご機嫌 ページ18
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マンションに帰りついて、ほろ酔い加減でいい気持ち。
今日はすごく楽しかったな…。
幸せな気分で、いつものように部屋着に着替えてお風呂の準備をして、簡単に明日の朝ごはんの準備をして。
「和也、お風呂のお湯が溜まったよ」
リビングでパズルゲームをしている和也に、いつものように声を掛ける。
着替え置いておくね、と脱衣所へと向かおうとしたら…
左手が伸びてきて、腕を取られた。
「きゃ///」
引き寄せられて一緒にソファに倒れ込む。
「もう…(笑)。なあに？」
「すっげーご機嫌じゃないよ。ん？」
耳元で囁かれて、身を捩ってくすくす笑いながら頷いた。
「うん(笑)。久しぶりに一緒に女将さんとおじさんのお店に行けて…すっごく楽しかったもん…」
「そりゃよかった…」
耳たぶを甘噛みされて「やんっ///」と甘い声が上がってしまい、くくくと笑われて。
「えんろい声」
「もう！」
悔しい。
やっぱり和也は意地悪だ。
「いい声だって褒めてんの」
額に、鼻先に…
笑いながら唇を押し当てられた。
「もっと聞かせて…」
「う…///」
「A…」
軽く傾けたその顔に、キスを求めて自分から唇を合わせてゆくと、ピタッと嵌る柔らかな感覚。
薄く開いて誘えば、和也が滑り込んで応えてくれる。
「ん…///」
2人で熱く甘く絡まり合って、融け始める。
和也とのキスが好き。
もっともっと…と、身体の芯が熱くなる。
この先の展開は見えていて、いつもの夜が始まることに何の異論もないけれど。
やっぱり、せっかくのお祝いの日の夜なんだもの。
もうちょっとだけ特別な気分をプラスしたい。
1年に1度くらいは、私だってあなたに極上の甘さをあげたいよ。
フワフワしている頭で一生懸命考えた。
「デザート…」
「ん？」
キスの途中で唇を離すと、不満そうな視線と目が合った。
「なに？」
「和也のデザートは…私が食べちゃったから…」
“ だから和也は、デザートに私をどうぞ？”って。
恥ずかしいけど、たまにはそのくらい、思い切って言ってみようとしたのに。
「デザート、ね」
私より先に、ふふんと和也が口を開いた。
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kico(プロフ) - あさひさん» あさひさんコメントありがとうございます！某その節は「もう続きは書けない＞＜」って散々愚痴を零してましたもんね(苦笑)^^;このタイミングで書けて良かった。今の幸せな2人を見届けてくれてありがとう(*´ω`*)大感謝です(感涙)！ (2019年10月27日 9時) (
レス) id: 890f6f329d (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - kicoさん、素敵なお誕生日のお話ありがとうございます！今の二人が変わらず幸せで、私も幸せですー！定食屋さんのお話、もう読めないかなと思っていましたが、読めて嬉しいです！YELLOW MAGIC 読み返してきます！ (2019年10月26日 12時) (レス) id: 1753a678de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kico
| 作成日時：2019年10月11日 18時
