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今日は廉くんがやけに静かな気がして
怒ってるわけでも無視されてるわけでもないのに
なんとなく様子が変な気がして 、
彼女と何かあったんかなーなんて考えてた 。
あたしはそんな心ここに在らずな廉くんを見て
また姉のような気持ちになるわけで 。
ほら 、まだ中学生なんやし 。
大いに悩んでええと思うで！
そう応援する気持ちも込めて
穏やかに接したつもりやった 、のに 。
伸ばした左手は 、ぱしっと掴まれて 。
「 れん 、くん？ 」
そのまま凄い力でフローリングに押し倒される 。
廉「 …… 中学生中学生うっさいねん … ！」
顔と顔 、30センチの距離 。
何が何だか分かってない状態で捉えた
あたしを見下ろす廉くんの顔は 、
今までに見たことが無いくらい怒りを
含んでいるように見えた 。
「 … っ 、」
吃驚したあたしはうまく言葉を発せない 。
廉「 そんなん無理やんっ ……
俺がどんだけ頑張っても無理やんかっ 」
押さえつけられた左腕が 、痛い 。
廉「 ほんまむかつく … っ 」
どうしてこんなことになったのか 、
どうして廉くんは怒ってるのか 、
何より廉くんにこんなことをされたのが
衝撃すぎて展開についていけなくて 。
なんで？
廉くんは何かを抱えた虚ろな瞳をしていた 。
その瞳が伏せって 、前髪で隠れて 、
その代わりに
廉くんの顔がぐっと視界にとびこんで 。
「 …… っ 、…… 」
何も考えられないまま
わけもわからず溢れてくる涙 。
…… 乱暴で 、長い 、キスだった 。
廉「 ………… 帰って 」
廉くんはあたしを押さえるのをやめて
フローリングにぺたりと座り込む 。
「 …… っ …… え 、…… 」
廉「 帰れ 」
その静かな一言に
いてもたってもいられなくて 。
あたしは部屋を飛び出した 。
廉「 … 二度と髪の毛触んといてくれる？
俺それされるんいっちばん嫌いやねん 」
その言葉を背中で浴びながら 。
… ああ 、
いつしか廉くんがまだエンジェルだったとき
髪の毛をわしゃーってしたことあったっけ 。
そのときは笑ってて 、照れてて 。
なーんだ 、ほんとは嫌だったんだね 。
虚しくて悲しくて 。
そっと唇を噛んだ 。
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梨菜(プロフ) - 続編お願いします！ (2015年9月1日 3時) (
レス) id: 59f7b61e90 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 続編がみたいです！！ (2015年8月27日 17時) (レス) id: 5d15abddd3 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - この二人が付き合ってからが知りたいので、続編もしくは番外編を書いていただけないでしょうか？？ (2015年8月25日 18時) (レス) id: 6a66c09535 (このIDを非表示/違反報告)
rumi(プロフ) - 赤色ジャス民さん» 「君を呼べば」は現在更新停止中です、、、更新再開まで非公開にしています、すみません…>_<… (2015年8月1日 12時) (レス) id: 74a2f70132 (このIDを非表示/違反報告)
BlueVenus - ニヤニヤしました(/ω＼) (2015年8月1日 8時) (レス) id: cd5d5c1f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつめ
| 作成日時：2014年1月20日 3時
