17美少女 ページ20
〜国見side〜
ハァ…ハァ…
授業が始まるのでダッシュで教室へ戻った。
授業がどうたらとか関係ない。
あの場にいたら何か言ってしまいそうで、逃げてきたの方が正しい。
俺より少し遅れて、けれど女子にしてはかなり速く、俺を追いかけて走って教室へ入ってきた雨森。
まさか女子だったなんて…………
しかも凄く綺麗だった。
綺麗で、消えてしまいそうだった。
あいつはまだ、俺にバレたと思っていない。
何故男装なんてしているのだろうか。
あんなに可愛いかったら、女子でいた方が得ではないのか。
授業中も、雨森のことが気になって殆ど集中出来なかった。
昼休み。
雨森はクラスの女子達と及川さんのクラスに行くらしい。
あいつも及川さん目当てなのか?
ならなんで男装なんて?
考えても、その答えは出てこなかった。
––––––––––––––––
〜Aside〜
『及川さん、少し良いですか?』
言いながらづかづかと教室へ入り、席で岩泉先輩たちと話す及川さんのもとへ向かう
躊躇なんてないよ←
「え、アメノちゃん……?どうしたの?」
及川さんはかなり戸惑っている。
多分僕のこと、あんまりよく思ってない。
だからこそ……………
『すいませんでしたっ!!!』
今まで覇気のない声だったからか、突然大声で謝る僕にかなり混乱している様子。
『朝練、気づいたら終わってました。初日からサボってしまってすみませんでした。』
「え……………」
「おい、雨森、なんでサボったんだ。」
混乱の中、冷静に岩泉さんが聞いてきた。
誤魔化したとしても、国見くんに見られてしまっているわけだし、
あとで面倒くさくなるのは御免だ。
『朝練に少し早く着いたので、少しだけ眠ろうと思って寝ていたら、朝練が終わってました。』
「え?」
及川さん、驚いてる…………
「早く着いたら先に準備でもしとけば良いだろ。今日は夢愛が1人でやってくれてたんだぞ。」
やっぱりそう言うことになってるんだ………
いや、本当はちゃんと準備したんだよ!
『それは………そうですね。今度からそうします。すみませんでした。放課後は朝練の分まで働くので。』
まぁ、そう言いたくても、バラされると困るので、口裏を合わせておこう……
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お餅 - こんにちは、この作品の続きが見たいのですがパスワードがわからなくて見れません。よければパスワードを教えてください。 (9月24日 21時) (レス) id: 259f71a360 (このIDを非表示/違反報告)
京 星夜(プロフ) - こんにちは、続きが読みたいのですがなんですか? (2022年3月23日 11時) (レス) @page7 id: d8a95d7992 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - 雨の呼吸の事なんですけど!水蘭雲(すいれんぐも)なんてどうでしょう?名前しか決まってませんけど… (2021年10月1日 22時) (レス) id: 9efad04f31 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - ミュウさん» 更新再開します!!ほんとにすみません....。 (2021年3月2日 0時) (レス) id: 51140f54c4 (このIDを非表示/違反報告)
夜野ちい(プロフ) - 続きが見たい方はこちらで更新再開します。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/seijyoudansou/ (2021年3月1日 23時) (レス) id: eeac3a7767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月華 | 作成日時:2020年5月29日 0時