青城の男装少女は雨柱

10鬼狩り ページ13

〜Aside〜


伝令を受けて全力で走る。


と、一体の鬼とそれに怯える男子高校生らしき人達




鬼が高校生に手を伸ばす––––––––


　




　


　


　

『雨の呼吸–––––––
　 壱の型 水飛沫』


　
　
　

　


　

ゴトリ。と、鬼の首が落ちる。



『来世は、幸せになって––––––––』

　


　

落ちた首を拾い、鬼の額に口付けする。


これが僕の流儀。



どんなに人を喰ってしまっていたとしても、最期は愛を注いであげたい。



元々はただ恵まれなかった、“人”なんだから。


『怪我、ない？』


男子高校生はかなり戸惑っている。


まぁ、いきなり鬼が現れて混乱しているうえに、


知らない女の子が鬼の頸斬って、キスしてんだよ、


そりゃ誰だって混乱すると思う←

　
　
　


　

「あ、あの…ありがとう…ございます助けて頂いて…」


　
　
　

『気にしなくて良い。これが僕達の仕事だから。これ、どうぞ。隠の人達、あとは宜しく。』




　
藤の花の御守りを渡し、その場から離れる。


　


長居は身バレ防止のためにも良くない。
　
　
　
　
　

　
　
あの高校生達が来ていたジャージ。排球部って書いてあった。


　



また会うかもしれない。




そんな事を思いながら見回りをした。


　
　
　
　
　
　
　

　


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すみません！
こちらのミスで、国見と金田一が同じクラスになってました！

ご指摘頂きありがとうございます。

設定部分の訂正と、その他辻褄が合わなくなる部分を訂正したのでお知らせしておきます！

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