スケベ柱こと風柱のラッキースケベられ継子【鬼滅の刃】

壱 ページ37

カ「A、不死川くん。お疲れ様(ﾆｺｯ」
『ありがとうございます!!(ﾆｺｯ』


錆「A、この間とは格段に強くなったな!!さすがだ(ﾆｺｯ」

＜なでなで…＞

『あ、ありがとうございます!!』
義「……」


え、まって。え……？
何で、ぎゆーさん………おるん？


義「………」
『………!!』

＜なでなで……＞

義「…………素晴らしかった」
『ーー!!』


実「冨岡ぁ!?Aに触ってんじゃねェ!!?(怒」
義「？？……いいだろう」
実「駄目だァ!!!」



師範、錆兎、義勇さんは【例】の話をしに行かれた。

私には、まだ教えてくれないけど。



カ「……A、最終選別へ行くの？」
『はい!!』
カ「…………そう」



カナエさんは、少し寂しそうに笑う。

片腕を無くしたカナエさんは、一年前に柱を、鬼殺隊をやめた。

今は、しのぶさんが『蟲柱』となった。



カ「……貴女も、なってしまうのね」
『……師範をなんとか説得しました(苦笑』
カ「ふふ。不死川くんも先日言っていたわ。」





実「……胡蝶さん、俺はAを鬼殺隊にしたくねェ」
カ「………不死川くん」

実「………あいつを見ていると、鬼殺隊を目指し始めた弟がちらつく。この世は残酷だ。善人から死んでく。だから、俺はァ……!!」


カ「……そうね。Aは自らを犠牲にして闘うわ。私の時も、そうだったの」
実「………!!」



『貴女はっ…私よりも強いっ…!!』



カ「………そう言って、時間を稼いでくれた。私が治療できるように。戦闘なんて初めてなのに、震えながら…」
実「………」


カ「………私も、心配よ。もちろん、貴方もよ。」
実「……俺はいいんだ。俺は、護りたいもんのために、鬼は滅殺すると誓った」
カ「…………」




『………師範が…』
カ「…だから、どうか不死川くんの言うことを聞いてあげてね。」


＜……そっ＞



カナエさんは、私の手を包む。
片腕しかない、その手で。



カ「……貴女自身を大切にしてほしい」
『_____!!』


カ「……貴女を、想っているひとはたくさんいるわ。だから、自身を犠牲にすればいい、だなんて思わないで」


『……善処、しますね』








泣きそうなカナエさん。


私の口からは、【嘘】しかでてこない。

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