人が嫌いな鬼殺隊員

無から ページ47

楽しい時間は過ぎるのが早い


悲「今日からまた新しい修行を始める

準備はいいな？龍造寺」


『準備はとっくに出来てます』


悲「そうか…

前にも言ったがこれからやる修行の内容は

無の境地にある壁を壊す事だ

だが無の境地の壁を壊す事はとても難しい

だから最初の一週間は無の境地に慣れる所から

始める」


『分かりました！』


無の境地の壁っていうのは


その人が今


抱えている不安や昔の無念とか結晶みたいな物らしい


それを壊す事で精神はとても強くなるらしい


要約して言ったけど岩柱さんの説明は難しかった←




一週間後＿＿


悲「無の境地には慣れた様だな....

無の境地の壁を壊す方法は

まだ確実ではない....

だが君には出来ると信じている...


あと 壁を壊す事が出来たら…

君の師範であった胡蝶カナエから預かっている手紙

を渡そう...」


『師範からの 手紙？』


悲「あぁ... 胡蝶がどうしても君が大きく成長したら

渡してくれと言っていたから...」


『！ 分かりました

絶対壁を壊してきます！』






ここの暗さには慣れた


問題はこの壁だ


『(…… 何処から壊すか…)』


壁の向こう側には変わらず薄桃色の光がある


カ「A」


『！？ 師範！？』


カ「今

前の壁を壊す修行を悲鳴嶼さんとしているのね？」


『え... なんでその事を...』


カ「私は貴方の心の中で作られた胡蝶カナエよ

この修行の師範私よ！」


『え え 師範がこの修行の師範？？

ん？？』


カ「ふふっ 混乱してるわね！

無の境地に入る修行は悲鳴嶼さんが

無の境地にある壁を壊す修行は私が師範なの」


『... なるほど？』


カ「まずこの壁を壊すには力任せじゃ駄目なの

ここの力は心の力

つまり自分自身の覚悟で壊せるわ」


『覚悟....』


カ「そう 覚悟

Aは一回自分の覚悟の強さを出した時があるわ」


『えっ... (いつだ？)』


カ「すぐに答えれないと駄目よ？

列車の任務の時

貴方が鳥の呼吸を生み出した時よ

あの時貴方は乗客を守る為に刀を振るうと

"覚悟"したの」


『あの時... ？』


カ「覚悟の強さは時に自分の身体の強さより

何倍も強くなる時もあるわ

どうしても斬りたい鬼とかね」


『！！ (どうしても... 斬りたい鬼...)』



カ「… 覚悟を決めなさい 龍造寺A

斬りたいと思うなら死ぬ気で斬ると言う覚悟を」

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