瑠璃 ページ25
カ「Aは良いな〜...
この羽織も似合うし こっちも似合っちゃう!」
『(師範がコロコロと表情を変える
あぁ..... 好きだなぁ……)』
僕の初恋は 多分 師範だ
カ「う〜ん... やっぱり羽織を買うのは後にしましょ!
写真! 写真を撮りましょう!」
『え〜... 僕30秒も笑えません....』
カ「ふふっ 真顔でもAはカッコいいわ!
ほら! 早く行きましょっ!」
『師範!あまり走ると転びますよ!』
なんて幸せなんだろう....
師範が居たら 毎日が幸せなんだろうなぁ...
"師範が居た"ら?
師範は目の前に居るじゃないか...
やっぱり僕は疲れているのか...?
『師範 僕少し厠へ行ってきます...』
カ「分かった〜!」
__________
用を出し
手を洗う
目の前の鏡には僕が映る
「おいッ!!!」
『!?!?』
「いつまで寝てんだッ!!!
これは夢!!鬼に眠らされてんだよッ!!」
『(夢? 師範は... 僕の夢の中の人なのか...?)』
「そうだッ! 師範はもう居ない!!
もう...ッ! 居ないんだよッ!!!」
『師範.... そうか... 僕は任務に戻らなくちゃ...
列車の乗客の人達が危ない....』
そうか いや そうだった
これは夢 それも相当たちが悪い
悪夢だ
『師範 少し来て下さい...』
カ「……分かったわ…」
『師範... カ「分かってる もう貴方の所には
私が居ない事....」
…………
か「元の世界に戻るのね...?
だったら言っておきたい事があるの...
10年後の自分が見て 誇れるような自分になりなさい
怖い事は後悔じゃない 何も残せない事よ
Aは今こうやって息をしてるのは
私がなくなった夜も超えてきたから...
全部 思い出しなさい
約束も全部 全部」
涙が止まらない
弱虫なのも 逃げる癖も
昔から直らないなぁ...
『師範.....っ! 僕は優しくなれたかなぁ?っっっ』
声が震える
カ「えぇ Aもしのぶも
私が他の柱の人に自慢できる
とっても優しい子よ」
『……… ありがとうございました 師範....』
か「あ A 好きな人は出来た?
出来たら教えてねっ!」
『へっ!? あっ ちょっ 師範っ!!』
好きな人...?
いや 今考える事じゃない
早く戻らないと...
鞘から日輪刀を出す
「やっとだな」 と言わんばかりに
瑠璃色に光る刀身
『ありがとう師範.....
また逢える時まで......』
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ざぐいん(プロフ) - コメントありがとうございます!分かりました!頑張ってみます! (2020年4月4日 11時) (レス) id: c144456562 (このIDを非表示/違反報告)
? は る う さ ぎ ?(プロフ) - えへ、夜中に失礼します!!えっとルートのことなんですが!みつりちゃんが良いです!あと、この作品とっても面白いです! (2020年4月4日 2時) (レス) id: 8618d500fe (このIDを非表示/違反報告)
ざぐいん(プロフ) - 評価をしてくれた方!本当にありがとうございます!頑張ります!! (2020年3月19日 17時) (レス) id: c144456562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ざぐいん | 作成日時:2020年3月18日 19時