【男主】童磨が子供を拾った？ようです【鬼滅短編集】

命知らずか、はたまた無知か 完 ページ11

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｢待て、なぜお前がそれを知っている？下弦を解体した時……お前も童磨もいなかっただろう｣

｢魘夢くんから聞きました！｣


な ぜ 会 っ て い る ？
そして彼奴は一体何を教えているんだ。

……とりあえず魘夢は後で呼び出すことにしよう。


｢他にも知ってるよ！……んﾞんﾞっ……何がまずい？言ってみろ……とか……？｣

｢無駄に似せるなA｣

｢？？？……似てないから、ムスッとしてるのかなって思ったんだけど……｣


きょとん、とした顔で私を見つめてくるA。
似てないから不機嫌になるだと……？子供でもあるまいし。


｢お前は私が恐ろしくないのか？｣


ふと湧いた疑問。
十二鬼月ですら平伏し、顔色を伺う者ばかりだというのに。
それに比べてAはどうだ？


｢どうして？こわくないよ｣


純粋な瞳で見つめてくる。
嘘や偽りのない……真っ直ぐな言葉。
私に対してこのような態度をとる鬼は初めてだ。
毒気を抜かれる。


｢……そうか｣

｢あ！わらった！｣


思わず笑みが零れた。
命知らずか、はたまた無知か……
どうやらどちらも違うらしい。

純真無垢とはまさにこの子供に相応しい。
そう思った私だった。



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おまけ会話文。無限城からAが帰宅しました。




｢あっ、A！あのお方に呼ばれたのかい？どんな話をしてきたのかな｣

｢童磨さま！えっとね、はじめましての挨拶と……お兄さんのまねっこしてきたよ！｣

｢えっ｣

｢んﾞ、んﾞっ！……頭を垂れてつくばえ、平伏せよ……とか｣

｢無駄に似ててびっくりなんだけど、よく無事に帰って来れたね！？｣

｢？？？｣



＊＊＊＊＊＊＊
リクエストふたつめ
リクエスト内容に沿えているかちょっと微妙かも……！

Aくんがものまねしたのは例のパワハラ会議です。魘夢くんが教えてくれました。
(なおこの後魘夢はお説教されます)

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