第七話 ページ9
炭治郎side
炭治郎「急に何するんだ!!」
??(炭治郎は名前を知りませんが、以下錆兎)
「お前の方こそ何をしている」
炭治郎「何って、鍛練を…」
錆兎「いつまで地面に尻をついているのか、構えもせずに」
炭治郎「!!」
目の前に居る人に言われて気付いた。俺はいつまで地面に尻をついているんだろう。
俺は立ち上がった。
錆兎「さぁ、かかってこい」
…今、なんて言ったんだ?「かかってこい」?
炭治郎「でも…君は木刀で、俺は真剣だ」
怪我させちゃうじゃないか
そう思ってそう言うと、目の前の人の動きがピタリと止まった。
Aさんも、『え?』と声を出していた。
すると、二人とも同時に笑いだした。
「『ハハ、ハハハ、ハハハハ!』」
Aさんはそこで『フッ…w』という笑い方に変わったけど。
錆兎「ふははは、ハハハッ」
俺が唖然としていると、Aさんが『少年、頑張れよ』と言ってくれた。少しだけ、意味が分からなかった。
錆兎「ハハハハ」
その人は笑い終えると直ぐに斬りかかって来た。
ガガッ!と音を立てて、俺はなんとか受け止めた
錆兎「それはそれは!!心配していただいてありがたいことだ、お前は俺に怪我をさせると思っているわけだ!」
そう言い終わると刀越しに顔をズイ、と近付かせてきた。
錆兎「心の底から安心しろ、俺はお前より強い!!岩を斬ってるからな!!」
岩を斬った!?
『…でしゃばりだって分かってるけど、お前の兄、姉弟子は全員斬ってるぞ』
…ってことは、Aさんも…!?
そんなことを考えていると、目の前の人に刀で転がされた。
ゴン!という鈍い音がしたからか、Aさんは空を見ていた。
錆兎「お前は何も身に付けてない、何も自分のものにしていない…特に、鱗滝さんに習った呼吸術、"全集中の呼吸"」
鱗滝さんを知ってる!?
呼吸も…
俺が立ち上がると、その人は言葉を続けた。
錆兎「お前は知識としてそれを覚えただけだ。お前の体は何もわかっていない。それに…Aも、それを伝えようとしていただろう。」
炭治郎「え?」
俺がそう言ってAさんの方を見ると、『フン』と言って目を逸らされてしまった。
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月@坂田家 - 待っていますね~!!無理せず体調に気を付けてくださいね!!! (2019年12月16日 0時) (レス) id: 913d4eaa3c (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - 11月の終わりごろが待ち遠しい〜リアルの方頑張ってください! (2019年11月10日 23時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜空サン | 作成日時:2019年8月30日 22時