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パチッと目を開けると、視界いっぱいに禰豆子の顔がAの空のような色の瞳に映る。
「むー……」と心配げな禰豆子の表情に、現実の世界に戻ってきたのだとAが確認すると、静かに禰豆子の頭を撫でた。
「お主の血鬼術か……助かった。ありがとう」
「！む〜！！」
撫でて貰えた事が余程嬉しいのか、禰豆子が嬉しそうにAに抱き着く。そんな様子を微笑ましく見つつもAが周りに視線を滑らせると、Aと禰豆子以外全員寝ている事に気が付いた。
「＿＿？炭治郎はどうしたのじゃ禰豆子。ここにはおらぬようじゃが……」
「むっ！むー！むぅむぅ！！」
「……ん？？？」
Aの言葉に応えるように禰豆子が先頭車両の方を指さし何かを訴えているが、生憎義勇語翻訳機能(笑)(※鬼は鬼でもその鬼じゃない 弐ノ章 頁肆より抜粋)しか持っていない。
禰豆子とも長く過ごしている為、大まかな感情程度はAでも分かるが、禰豆子の言葉を理解するのには少々無理があったようだ。
頭いっぱいに“？”を浮かべ「ほ、ほう？」と首を傾げている。
「むっ！」
「……炭治郎が？」
「むー！」
「起きて？」
「むぅむぅ！！」
「あっちへ行った？」
その後禰豆子が身振り手振りでAに何が言いたいのかを必死に伝え、何とか事なきを得た。「炭治郎が起きてあっち(先頭車両)へ行った」と言うのをAが正しく読み取ると、禰豆子がグっ！！と親指を立てた。
「そうか、有難う禰豆子。……にしても、煉獄も善逸も伊之助もこれだけ鬼の気配がしておると言うのに、良く寝ておられるの……って何故この子らは床に転がっておるのじゃ？」
禰豆子の頭を撫でながら、煉獄、善逸、伊之助、床に転がる子どもの順に様子を見て、心底驚いた様子のAが二度見した。
四人の子ども達が一様に床に転がって気絶しているのだ。
それによく見てみると首辺りには手刀を入れたような痕。手首辺りには鬼の気配と言うか鬼の血臭い縄が巻かれている。
「焼き切れておるの……これも禰豆子がやったのか」
「むーむー！！」
「ん？……あぁ、まずは煉獄達を起こさねばならないのか」
先ほどから幾分か元気のないAに、禰豆子が不思議そうに首を傾げる。あの夢の中では虚勢を張ってはいたが、それなりにAにも心身的にダメージをくらっていたのだ。
(……あぁ、でも、久しぶりに偽ではあるが田村の声が聞くことが出来た気がする)
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�桟鈬�(プロフ) - Ashleeさん» コメントありがとうございます！すみませんもう少しお待ちくださいませ💦 (2022年7月28日 9時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
Ashlee(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年4月16日 18時) (レス) @page22 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
月縹(プロフ) - ＃きのこさん» わー！ありがとうございます！気長に待って頂けたら嬉しいです(；；) (2021年10月2日 23時) (レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
＃きのこ - 更新頑張ってください('ω')ノ 応援しています。(≧▽≦) (2021年9月27日 21時) (レス) @page20 id: c964701d6c (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 藍緋さん» ほんとうですか！？報告ありがとうございます！直しておきますね！ (2020年11月18日 7時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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