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弐拾壱 ページ22

それから数週間後。全員完治した頃、緊急の指令が来た。那田蜘蛛山と言うところらしい。

藤の家紋の家を出る時にはおばあさん、ひささんが切り火をしてくれた。

「誇り高く?ご武運?どういう意味だ?」

伊之助の質問に対し炭治郎が、
誇り高くは『自分の立場をきちんと理解してその立場であることが恥ずかしくないように正しく振る舞うこと』という意味だと言った。

頭いいな…インテリかよ←

流石にそのあとの伊之助の質問責めには答えられなかったらしく加速してった

『あれが那田蜘蛛山………なんか不気味じゃぁない?』

「待ってくれ!!ちょっと待ってくれないか!」

もうすぐで目的地に着くという所で善が座り込んで叫んだ。

『なんで?もうすぐ着くよ善』

「知ってるよぉ!怖いんだって!目的地が近づいてきてとても怖い!!」

そりゃ私だって怖いよ……

山なんてただでさえ何がいるのか分からないのに。

その時、山の方から助けてという声がした。

『えっ…』

「隊服を来てる!!鬼殺隊員だ!」

炭治郎と伊之助が助けを求めた人に駆け寄ったその時

いきなりその時隊員が見えないナニカに引っ張られた。

『えっ、ちょっ、はぁ?』


無理無理無理まじお化けとか無理なんですけどやめてくれ

「アアアア!繋がっていた!俺にも!!」

繋がっていた……?

「ヒッ…!!」

「俺は行く。」

「俺が先に行く!!お前はガクガク震えながら後ろを着いて来な!!」

伊之助が腹が減るぜと言って炭治郎と共に入っていってしまった。

「腕が鳴るだろ………」

置いてかれた……

『善……』

「普通置いていくか?仲間を道端に。説得しない?2人で説得してくれたらさ、行くからね俺だって。それなのに2人でさ怖い山の中へすたこらさっさですか。置き去りにされた俺たちの気持ちよ。(ブツブツブツ」

な、なんかブツブツ言ってる……

『ぜ、善…い、行こうよ…』

「チュン!チュンチュン!!チュン!」

ほら雀も励ましてくれてるじゃない。

『善!行こうよ!』

「うん……

いいなお前は気楽で。」

何にもわかんないよな人間のことだってって善が雀に言ったら、手の甲を食べられてた。

そりゃそうなるよ。だってせっかく励ましてくれてるのに……

「お前っ…ほんと全然可愛くない!鬼の禰豆子ちゃんがあんなに可愛いのに雀のお前が凶暴じゃ……」

『……善?』

凶暴じゃまでいって固まった善に声をかけると何やら叫んでダッシュで山に向かってった……

『なんなのよ…』

弐拾弐→←弐拾



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作者名:榮凪 | 作成日時:2020年2月23日 23時

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