拾参 ページ14
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「あっ、まいちゃん！まいちゃんだ、お母さん、まいちゃん帰ってきた！！」
「ゆいちゃん！！」
「まい！」
いや〜、良かった良かった！怪我させなくて！
「藤咲さん！ありがとう、ありがとう！！」
「もう…なんとお礼を言ったらいいか……」
『いえいえ、仕事ですので。』
助けられた子の親御さんにはお礼を言われて、高級菓子とか渡されたけどこのあとも任務だからとお断りした。
助けられなかった子の親御さんには、屋敷の中で見つけた衣服を渡した。
『それでは、私は行きますね。』
「Aおねぇちゃん、もう行っちゃうの……？今日はお泊まりしないの……？」
ゆいちゃんに羽織の袖を引っ張られた
『うーん……それじゃあ、1曲歌を歌ってあげる。私の元気の出る歌なんだ。』
「おうた？」
『そう。聞いてて。』
〜♪
小さな村にギターの優しい音が響く。
そしてAが歌い出す。
『おかしいって 思うかな〜』
(作者が金ローで放送して一気にハマった曲ですみんな聞いてっっ！)
私が歌っていると、村の人達が皆集まってきた。
『みんなの思い出と共に 生き続けるいつまでも〜』
「すてきなうた…！おねえちゃんのうたごえもすごくすてき！ありがとう！！」
村の人達もゆいちゃんもすごく喜んでくれた。やっぱり歌はいつの時代も人を喜ばせてくれる素敵なものだ。
私はゆいちゃんと村の人達に別れを告げて村を出ると、蓮琉が来た
「いい歌だな。気に入った。また聞かせてくれ。」
『うん！いつでも歌うよ！』
「ああ。A、次は南の山だ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
挿入歌
『リメンバー・ミー』より『音楽はいつまでも』
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作者名：榮凪 | 作成日時：2020年2月23日 23時
