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<18> ページ19

安室さんと暮らしはじめて数週間。それだけの間で分かったことは、彼が万能超人であること。洗濯、掃除はそつなくこなし、ご飯も美味しいということ。

…レトルト食品しか食べてなかった私は、安室さんにキツいお灸を据えられた。


何気ない日常が繰り返されていた。そして今日もそんな日になるのだろうと思っていた矢先に、事件は起きた。




その日私は安室さんに「用事がある」とだけ伝えて家を出た。ついでに、おつかいも頼まれて。

その用事というものは、担当編集者に会うことだった。なにせ、職業が作家なものだから。

編集者とは今後の予定、今書いている小説のことについて等々…を話し合ってから解散。そのあとは、スーパーへ直行。頼まれた物を買ってから、片手にある荷物をぶら下げて、のんびりと家へ帰った。





ガチャリと玄関の扉を開けて、閉める。ちゃんと鍵がかかっているかを確認したあと、靴を脱いでリビングへと繋がる扉の前へ。

そのドアノブに手をかけた時、何やら話し声のようなものがリビングから聞こえてきた。

安室さんの声と…後のもう一人は誰でしょう?

聞き覚えのない、若い男の人の声だ。なんだか入るのが憚られて、その場にそっと荷物を置く。

手を掛けていたドアノブを少し捻り、ほんの少し扉を開ける。

その隙間に見えたのは、安室さんの横顔。何やら険しい顔つきで、目の前の人物に話しかけている。


「…何故貴方がここにいるんですか?沖矢昴さん?」

「それが…僕にもさっぱり分からないんですよ…」

何だか嫌なタイミングで帰ってきてしまったみたいですね…。



ーーーーーーー
今更、作者名をつける作者であった。

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美華 - 更新頑張って下さい!続き待ってます! (2017年5月11日 20時) (レス) id: c90045752e (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫ラピスラズリ - 凄く面白いですね!続き、とても気になります!これからも頑張ってください!! (2017年1月29日 7時) (レス) id: 54b8368fd9 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きとても気になるです!更新頑張ってくださいね♪応援してます! (2017年1月5日 21時) (レス) id: 00707a52c1 (このIDを非表示/違反報告)
- 初めまして。都です。いきなりですいませんが、この作品、とっても面白いです。文章が、読みやすく、具体的で素晴らしいと思います。ぜひ、これからも頑張って下さい!応援しています! (2016年12月18日 9時) (レス) id: 94bc634eba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リッタ | 作成日時:2016年11月23日 22時

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