- 83 . ページ33
・
「そのグローブ、使いやすいだろ?」
『うん。ボロボロだから使いやすい』
「ボロボロゆーなし!(笑)」
ベンチでいつも通り休憩中、珍しく隣に座った優太は
紫耀が水口さん相手に容赦ない球を投げた姿を見て笑っている。
『さっき、グローブ貸すの青春っぽいって言ってたけど』
「ん?あぁ、どうした?」
『優太それ既に経験済みじゃん』
「え?どういう事?」
『水口さんに前貸してたでしょ。青春っぽくね?とかわざわざ言って、初めて感出てたけどさ』
「ハハ!忘れてた!確かにそーだよな!ん?あ、もしかしてヤキモチ?」
『まあ。前はしてたかもね』
「じゃあ‥今は?」
『別に。知らない』
どんなに冷たく返しても、
優太はいつもと変わらない笑顔で そか!って笑う。
「そろそろあれ、やるー?」
紫耀が走ってベンチまで来てこう言えばあのじゃんけんが始まって
その数分後には
「岸くん、今日もゴチでーす」
って紫耀の言葉通り、
今日のジュースじゃんけんは優太が負けて終わった。
頬に空気をパンパンに入れて拗ねる優太をよそに
紫耀もじんくんも自分のものを選んでいく。
水口さんは安定に可愛い桃色の苺オレか。
「はい、Aはこれ半分。飲んでくれよ」
『あぁ。うん』
今日からまたこのカフオレを優太と分け合う日が始まる。
622人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みずき(プロフ) - みょん氏さん» すみません!個別で結構です( ; ; )嬉しいです、ありがとうございます! (2019年9月22日 0時) (レス) id: 8a2a6974ea (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - みずきさん» そうですよね‥わたし的に選択制も視野にいれてはいたのですが、このお話は最後まで一応シナリオが決まっていまして、ですのでもしじんくんオチを書くのであれば選択制ではなく個別に書いても宜しいでしょうか。本当にごめんなさい (2019年9月22日 0時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - さささん» そう言って頂けて本当に安心しました!感謝してもしきれません。暖かいコメントありがとうございました! (2019年9月22日 0時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - きゅんさん» 本当にいつもコメントありがとうございます!きゅんさんのおかげで頑張れています、これからもよろしくお願いします! (2019年9月22日 0時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 一気に読ませていただきました…個人的にはじんくん落ちがいいのですが…( ; ; )( ; ; )( ; ; )結末選択制も視野に入れていただけるとうれしいです…!健気なじんさんにも幸せになってほしいです! (2019年9月20日 22時) (レス) id: 8a2a6974ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年9月12日 20時