検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:27,734 hit

ハンバーグ ページ3

スーパーの袋両手に持ってびっくりするくらいゆっくり上るマンションのエレベーターに乗り込む


『うわ、』

「ちゃんと見ててよ、挟まれそうだったじゃん」

『ご、ごめん』


エレベーターに駆け込んできたのは
キャップにマスクの隼くん

芸能人仕様の隼くん

密室のボックスの中で隼くんの匂いに包まれる


「え、今日ハンバーグなの」

『やだ、勝手にひとんちのスーパーの袋覗き見しないでよ』

「えー食べたかった」

『えーいちおう2人分あるけど』

「ほんとに!」


ほんとは明日のお弁当用だったけど、隼くんそんなに残念そうな顔するんだもん



はあ、わたしって
つくづく甘いや


「手洗ったらすぐ行くから!」バタン!


喜んでるみたいで何よりだけど
そんなに早く来られたってハンバーグできあがらないよ



隣の部屋で隼くんがカバンを置く音が聞こえて

トントンって壁をたたく



朝、洗濯とか洗い物とか一通りやってくれて

《ありがとう》



って意味なんだけど
日に日に雑になってるよね、叩き方

でも毎日忘れずにやってくれてるのは何気に嬉しいよわたし



「はあ、ただいま間に合ってる?」

『早すぎるよまだ袋からひき肉さえ出してないよ』

「ダメじゃん」

『ダメじゃないよ、まったく』



あと20分は待ってほしいんだよなあ



「じゃあ先にお風呂入ってこよ、また来るね」

『わかった』


隼くんとしたことが名案だね

これでゆっくりハンバーグ作りに集中できる





『え、コショウ無いの、困る困る』

コショウ→←最高記録



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
277人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 小森隼 , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はるまき | 作成日時:2018年4月17日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。