わたしの隣 (ページ14)

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甘えページ14

玲於「隼のことはどう思ってんの？」

って
さっきからこればっかり

『やだ玲於くん他に話すことないの？そればっかり』

玲於「だって気になるから」

『どうもこうもないですよ』

玲於「なにそれ」

『仲良くさせてもらってるとは思う』

玲於「で？」

『で？』

玲於「あるじゃん、好きとかなんとか」

『ないよそんなの』

玲於「え～？笑」

『えー』

玲於くん子供みたいに
なにそれ～って言いながらオレンジジュースのストローを混ぜ混ぜしてる

『しかもわたしが隼くんのこと好きとかおこがましすぎる、好きじゃないですけど』

玲於「おこがましいって笑」

『なんで笑うの玲於くん失礼だよもう』

玲於「いや、全然おこがましくねーだろって」

『へたくそなお世辞』

玲於「はいはい」

最後の2センチくらい残ってたジュースを一気に飲み干して

玲於「そろそろ出ますか」

って言うから

『わたしも』

って荷物まとめて

玲於「あたりまえでしょ笑」

レジに向かう玲於くんについて行く

玲於「先出てて」

『え、なんでお金払ってないもん』

玲於「そんなの俺払うし」

『でも...』

玲於「今日お金ないんじゃなかったの？笑」

『いや...このくらい』

玲於「いーから出てて」

ちょっと強引に言われたわけだけど、
ありがとう
ってちっちゃくお礼してそっとお店の外に出た

思い返せば
レジでの会話が恥ずかしくなってきて

『相手が隼くんなら何ともないのになあ』

ってわたし
また隼くんに甘えそうになっちゃった