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＊
蘭 side
気持ち良さそうに寝ているA先輩にホッと胸を撫で下ろす。
急だったから何かあったかと思った。
そっと布団をかければ、温かいのか、僅かに頬を緩ませるA先輩に胸が締めつけられる。
……A先輩が、私のベッドで寝ている。
「っ」
ふと目についた写真立て。
A先輩が、白組の服団長の時のもの。
写真部の子に頼んで撮ってもらったもの。
憧れの先輩が、私の部屋にいる。
そう考えただけで、一気に胸が高鳴る。
新一と居るときのような……そんな、気持ち。
…いや、もしかしたらそれ以上かも。
「蘭姉ちゃん」
「っ！！こ、コナン君」
「Aお姉さん寝ちゃったの？」
「うん、立ちくらみしちゃったみたいで……そのまま眠っちゃったの」
「きっと疲れてたんだよ、Aお姉さん、なんだか眠れてないみたいだったし」
「そうなの？」
「うん！この様子じゃあ夜まで寝てそうだね…でも起こすのもあれだから今日は泊まってもらったほうがいいかもね」
「そうだね、今日はお父さんも居ないしね、予備の布団あったよね？そうだ、今日は三人で寝よっか！」
「うん！！楽しみだなぁ！あ、僕、喉乾いたからお茶飲んでくるね！」
嬉しそうに部屋を出ていくコナン君に頬が揺るむ。
コナン君、いつの間にA先輩と出逢ってたんだろう。ずるい。
随分と懐いてる様子だったなぁ。
寝ているA先輩の枕元に頬杖をつく。
そっと頭を撫でれば、心が満たされていく。
空っぽだった心が……どんどん満たされてく。
「A先輩」
これからは、友達として傍にいさせてくださいね？
もう見てるだけなんて、私、嫌ですから。
＊
コナン side
冷蔵庫を開け、半分くらい残っている麦茶の容器を取り出す。
台に登り、中身を排水口へと流す。
水で軽く洗い、新しい茶葉のパックと水を入れたら完了だ。
「まさか、二杯目で効くとはな…」
一杯目でも十分、眠りにつけるはずのものを入れといたのに……A先輩、耐性あるのか？
まぁいい、どっちにしろ俺の計算が間違っていなければ夜20時までは起きないはずだ。
だが…
扉の隙間から様子を伺っていたが、まさか蘭のやつもA先輩にあんな気持ちがあるとは。
…まぁ、蘭ならいっか。
A先輩が居て、蘭がいる。
想像しただけで、この世のどんなものでも替えがきかない程の幸福感に包まれる。
この幸せは、誰にも渡さねェ。
＊
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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そらね - なんだかんだで夢主ちゃんの心配をしてる感じの湊くん、素敵です！ (2022年4月22日 18時) (
レス) @page32 id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - ユキさん» お目通しいただきありがとうごいます。ヤンデレ尊いですよね！頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - イアデビルさん» お目通しいただきありがとうごいます。頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はあヤンデレ尊い……更新頑張ってください！ (2020年4月24日 11時) (レス) id: 78a4c2c60e (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - めっちゃ好きです更新頑張ってください！ (2020年4月24日 10時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水梨リンゴ | 作成日時：2020年4月17日 10時
