始まりの合図 [SixTONES] (ページ47)

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樹said

岸「樹くん、なんでこんなところにいたんすか？しかも衣装のまま」

急に思い出したかのように岸は俺に問う

樹「あぁ、きょもと慎太郎がAがいたと聞いて…」

岸「Aを探していたんすね、やっぱり来てたんだ」

隣にいた岸がなんだか寂しそうに言う

そして続けて「俺が呼んだんですよ、Aを」

樹「岸が呼んだの？」

岸「はい、最後にするならと言ってチケットを渡したんですよ」

樹「最後？」

岸「そのことを話そうと思ってたんすよ、俺Aと同期なんで色々聞いていました」

岸の言葉にAと岸が同期だったんだと気づく

それと同時に俺たちが知らないことを岸が知っていることに複雑な気持ちになる

岸「Aを責めないであげて下さい、ずっと自分の居場所に悩んでいたんですよ」

樹「責めるつもりはない、けど悔しいんだよ俺らも」

俺らがデビュー決まったと言われた時、SevenTONESではなくSixTONESとしてだった

俺らは社長にAがいなくてもいいから

せめてAがいた証を残したいとお願いした

SevenTONESの名でデビューしたいと言った

でもその思いは叶わなかった