150話 ページ25
炭治郎side
柱稽古が始まりました
柱より下の階級の者が柱を順番に巡り稽古をつけてもらえるという
基本的に柱は継子以外に稽古をつけなかった。理由は単純。忙しいから
柱は警備担当地区が広大な上に鬼の情報収集や自身の更なる剣技向上の為の訓練、その他にもやることが多かった
しかし禰豆子の太陽克服以来、鬼の出没がピタリと止んだ現在
嵐の前の静けさとも言える状況であったがそのお陰で柱は夜の警備と日中の訓練にのみ焦点を絞ることができた
善逸「…らしいよ」
蝶屋敷で治療中の俺に、お見舞いに来てくれた善逸が絶望した顔で語ってきた
炭治郎「そうなんだ!凄いな!!」
善逸「何も凄くねえわ。最悪だよ地獄じゃん。だれなんだよ考えた奴。死 んでくれよ」
炭治郎「こらっ!自分よりも格上の人と手合わせして貰えるって上達の近道なんだぞ!自分よりも強い人と対峙するとそれをグングン吸収して強くなれるんだから!」
善逸「そんな前向きなこと言うんであれば俺とお前の仲もこれまでだな!!お前はいいだろうよまだ骨折治ってねぇからぬくぬくぬくぬく寝とけばちいんだからよ!!!俺はもう今から行かなきゃならねぇんだぞ!わかるかこの気持ち!!」
力強く頭を噛まれた
炭治郎「いたたた!ごめんごめん!!」
キレて泣きながら病室を去っていこうとする善逸
炭治郎「あっ善逸!言い忘れてたけどありがとう」
善逸「俺に話しかけるんじゃねえ…!」
炭治郎「いやいや待ってくれ!上弦の肆との戦いで肩足がほとんど使えなかった時前に善逸が教えてくれた雷の呼吸のコツを使って鬼の頸が斬れたんだ
勿論善逸みたいな速さではなかったけど、本当にありがとう。こんなふうに人と人の繋がりが窮地を救ってくれることもあるから」
炭治郎「柱稽古で学んだことは全部きっと良い未来に繋がっていくと思うよ」
上弦の肆との戦いを思い出しながら善逸に伝えると、善逸はさっきとは全く違う、ニッコォと満点の笑みを浮かべた
善逸「馬鹿野郎お前っ…そんなことで俺の機嫌が直ると思うなよ!!」
あっ良かったゴキゲンだ
ほっとした束の間。
鴉「カァァァッ!」
鴉のクチバシが頭に刺さる
足を見れば2通の手紙が巻きついていた
。

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笹ノ原(プロフ) - りおさん» りおさんありがとうございます!コメントとても励みになりました、嬉しいです!!!更新頑張りますね! (2021年1月18日 20時) (レス) id: 1d1b547a78 (このIDを非表示/違反報告)
りお - 凄く面白くてこの作品大好きです。これからも更新頑張ってください!!! (2021年1月18日 7時) (レス) id: d089e3229f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:笹ノ原 | 作者ホームページ:
作成日時:2021年1月11日 20時