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32.炎の音 ページ35

後方車輌から徐々に前へと進んでいく。


術を連続で繰り返し再生に時間がかかるようにして。




「キモイ!!キモすぎる!!」



私一人でなんて無理!

車輌も乗客も多すぎる!


しかも空間が狭い。



私の呼吸は広範囲且つ空中に適したもの。


こんなの...






「煉獄さんはいつ目が覚めるのぉぉお!!」




__ドンッ__




__炎の呼吸 壱ノ型__





「えっ」




















__不知火__





__ザンッ__



いつの間にか、

私に迫っていたはずの鬼の手が消えた。




「ッ...煉獄さん!!」


「すまんA!出遅れた!!」




素早い斬撃を入れたのか鬼の再生が遅い。


やっぱりこの人は凄い。

ここに来るまでどれだけの鬼の手を斬ってきたのだろう。



「煉獄さ...」


「A 俺は後方四両を守る!

竈門少年と猪頭少年には鬼の頚を探して貰っている!


Aは残りの四両を竈門妹と守ってくれ」



瞬時に状況を把握して理解する。

でも煉獄さんの言葉に異変を感じた。





「煉獄さん 黄色い頭の...竈門くんぐらいの男はどこに居ますか」





「あの黄色い少年は目覚めなかった!」








「え...?」





...今、なんて?


目覚めなかった...?





「A 時間が無い!

黄色い少年は先頭車輌から三つ目の車輌にいる


竈門妹と人々を守りながら向かってくれ!」





__ドンッ__





また、車輌が大きく跳ねた。


目の前から煉獄さんが消えた。




私は、暫く動けなかった。

33.落雷の音→←31.鬼と列車の音



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捺稀(プロフ) - まるさん» まるさん、コメントありがとうございます!なんとも嬉しいお言葉大変恐縮でございます。すごく嬉しくてコメントを見た瞬間感動致しました。これからも頑張ります。宜しくお願い致します! (2019年6月1日 23時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)
捺稀(プロフ) - 沙善さん» 沙善さん、コメントありがとうございます!そう言って頂けて凄く嬉しいです。これからも頑張りますので宜しくお願い致します! (2019年6月1日 23時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)
まる - コメント失礼します。鬼滅の刃の作品でこの作品が一番好きです!これからも無理せずに頑張って下さいね!応援しています! (2019年6月1日 22時) (レス) id: 8072d1b213 (このIDを非表示/違反報告)
沙善 - このお話すごく好きです!私も善逸推しなので、展開が気になります!更新待ってます! (2019年6月1日 16時) (レス) id: 03d3a4854d (このIDを非表示/違反報告)
捺稀(プロフ) - 美桜さん» 美桜さん、コメントありがとうございます! 沢山のお褒めのお言葉恐縮です。美桜さんのコメントみた瞬間凄く嬉しくて感激致しました。これからも頑張らせて頂きます!ありがとうございます! (2019年5月30日 17時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:捺稀 | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年5月22日 22時

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