49吠え ページ19
しばらくの間私を痛いほど抱きしめていた灯は病室の扉が静かにノックされると慌ててゴーグルを着けた
灯がゴーグルを着け終わり立ち上がるのを見届けてから返事をする
塚内「失礼するよ」
さっきの刑事だ
もう緑谷達の方はいいのだろうか
塚内「怪我の具合はどうだい?」
あ「……ご覧の通りだ」
アーマーを外して折られた腕を見せる
もう普通の状態と変わらない
少し違和感は残るけれど、ほぼほぼ治った
便利だな
塚内「そうか、それはよかった」
あ「…そんな事が言いたくて来た訳ではないんだろ?態々、園長まで呼び出して」
私がそう問いかけると、刑事はにこやかな雰囲気を一瞬で消し去る
あ「私達をこんな場所に呼んだのは聞かれたくない話があるからだろ?私の方にしろ、みどりや達の方にしろ」
じっと刑事の目を見つめると、刑事は溜息を吐いた後、苦笑いを浮かべた
塚内「君は相変わらず鋭いな…」
すぐに表情を引き締める刑事
仕事上の刑事の顔だ
塚内「単刀直入で悪いんだが…夜吠くん｡今回、
あ「白々しいな…分かっているくせに」
塚内「……」
私が嘲笑混じりに言うと、刑事は眉間に皺を寄せる
塚内「……ああ、君の言う通り、君が狙われる心当たりは分かる｡ただ、何故、今、このタイミングなのかが分からないんだ」
あ「タイミング?」
塚内「そうだ｡今までも君を攫おうと思えば何時でも出来たはずだからね」
確かに……
あ「死柄木弔は…園の事を知っていたような口振りだった……私の名前も…アイツは知っていた…」
何処から…知ったのか……
あ「仲間になれと言われた…私は元々��
塚内「……」
何も言わない刑事
重い沈黙が病室を満たそうとした時
灯「違うよ」
小さくもはっきりした声で灯が呟く
灯「Aちゃんは
俯いて拳を握る灯
私が今気がかりなのは、今後も奴らが狙ってくる可能性がある事ではなく
園の皆の事だ
塚内「……こちらとしては、園の方に常に警察を配備しようかと」
あ「やめろ」
刑事の言葉を遮る
あ「あの子達が怯える」
塚内「しかし…」
灯「僕も、それはやめてもらえると嬉しいんですが｡これ以上、僕達には関わらないで下さい」
刑事はその後渋々といった風に了承し
私達は園に帰れた
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カルマ(プロフ) - 落ちってありますか？ あったら爆豪くんがいいですw この作品大好きです 更新頑張ってください 応援しています(｀・ω・´) (2018年3月15日 20時) (
レス) id: 5c129ca7e8 (このIDを非表示/違反報告)
アルマ?(プロフ) - ココア☆遥さん» 他キャラの視点は書かない、というのが私の中のルールでして、そこは気をつけて書いてます｡更新頑張ります! (2018年2月25日 10時) (レス) id: 599a97a580 (このIDを非表示/違反報告)
アルマ?(プロフ) - 佰さん» ウチの子の魅力を知って頂けて嬉しいです!更新頑張ります (2018年2月25日 10時) (レス) id: 599a97a580 (このIDを非表示/違反報告)
ココア☆遥(プロフ) - 夜吠ちゃん男前で好きです！女の子だけどかっこいいです！ それに他キャラの視点を書かないのがすごい良かったです！ 更新頑張ってください！ (2018年2月25日 8時) (レス) id: b7e505c8d0 (このIDを非表示/違反報告)
佰 - すごい面白いです！夜吠ちゃんの設定良いですね！続きが気になります！(≧∀≦) (2018年2月24日 22時) (レス) id: e1e57bb127 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマ☆ | 作成日時：2018年2月15日 0時
