DREAMERS 6

▼ ページ18

広臣side





仕事終わり、敬浩さんの家に来た






ｶﾞﾁｬ





敬「入って」






「壱馬は？」






敬「今落ちついたとこ」





ソファに行くと、グダッとした壱馬





敬「壱馬、臣来たよ？」





壱「ﾋﾞｸｯ…ぁ…ぉ、っかれ、ま、です」






何でこんなビクビクしてんだよ





敬「壱馬、俺あっちの部屋で

待ってた方が良い？」






壱「ぁっ…ﾌﾙﾌﾙ」





俺と2人きりにはなりたくないって事な






敬「わかった、ちょっと待ってて？」






敬「壱馬にご飯食べさせたけど

HIROさんとの電話の後吐いちゃって

臣に連絡してからは泣きっぱなし

今は治ってきたけど

壱馬の頬、赤く腫れ上がってたぞ」






頬…俺が叩いたところだ





敬「臣は怒った時の目つき

めちゃくちゃ怖いし笑

壱馬、何て言われるか怖いんじゃない？

怒るんじゃなくて、話聞いてあげたら？」








「はぁ…ん、そうする」





敬「壱馬お待たせ！何か飲む？」





壱「ﾌﾙﾌﾙ」





敬「じゃあ、臣も隣座って」





「ん、壱馬？」





壱「は、い…」





「何であぁなったのか教えて？

俺は流れしか聞いてないから

壱馬の気持ちまでは知らない」






壱「…お、れが…悪いです」





「反省してるのはわかった

お前の気持ちは？」






壱「も、だい…じょぶ、です」





「何もなきゃ手なんか出さねぇだろ？」





敬「壱馬、言っちゃいなよ

もう別れたんでしょ？なら、関係ないじゃん

言って、とことこん嫌われちゃいな」






嫌わねぇけどな…





壱「きょ、スタッフさんが、_____」







「ふーん、なるほどな

黙ってご飯行ってごめん

北人に口止めしたのも俺」







壱「っ…」






「壱馬には行かないって言ったけど

壱馬と同じグループの子だし

何で壱馬だけって仲悪くなるのも

申し訳ないし、ご飯くらいなら良いかなって」







「壱馬が自分に自信がない事も知ってる

だけど、俺はお前が思ってる以上に

お前の事好きだから。

だから、飯行ったくらいで

好きになるとかあり得ないし

俺もそんな軽い人間じゃない」







壱「…」






「それとも、壱馬は

俺の愛が伝わってないわけ？」






壱「ﾋﾞｸｯ…」






伝わってないな、これ笑






「それに俺、ケジメつけろとは言ったけど

仕事も、俺の恋人も

辞めて良いなんて言ってないから」







壱「っ、、」






「素直になりなよ」

▼→←▼

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す