55 ページ5
・
｢ち、違う違う！忘れ物取りに来ただけで｣
ジェシーくんの言葉に、
教室の窓から顔をのぞかせる２人
『うわ〜趣味悪いわ〜』
『.....』
｢ほんとうにっ...違うから｣
『忘れ物早く取ったら？
慎太郎俺ちょっと職員室行ってくる〜』
『わかった〜』
｢...失礼します｣
田中くんもいなくなって
必然的に森本くんとふたりきりになってしまった
｢.....｣
『.....』
さすがに気まずすぎる、
急いで荷物を持って教室を出ようとした
『...最近は』
｢...え？｣
消え入りそうな声を出した森本くん
『...どう、なの？こーちと』
｢あー....最近は、忙しくて学校以外であんまり会ってないかな｣
『へー...』
｢森本くんも、あんな可愛い子振っちゃうんだね｣
『...盗み聞き』
自分で墓穴を掘ってしまった
そんなあたふたする私を見て優しく笑った森本くん
....キュン
おかしなこの感情をかき消すように会話を続けた
｢最近勉強頑張ってるもんね｣
『まあ、受験生だもん俺』
そんなことをドヤ顔で言ってくる
あの頃に戻ったみたいだな、なんてふと思った
....たかが３，４ヶ月前のことなのに懐かしく感じる
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 452人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Alice(プロフ) - ダイアさんの書くどのお話しとっても好きです(*^^*)これからも応援してます〜♡ (2022年8月29日 0時) (
レス) @page50 id: 7c123a14af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ダイア
| 作成日時：2021年3月1日 21時
