Give me a Green light,or...? -2- (ページ39)

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『....先生久しぶりだね』

なんてはにかんで言う森本くん

｢....ほんとびっくりしたんだからね｣

朝礼でクラスの子への挨拶を終えて、
今は一限の時間帯

ちょうど授業もなかったし
なにより案内して！ってうるさかったから
今は学校案内中

『てか怖いんだけどＪＫ(笑)』

｢対して年齢変わらないでしょ｣

さっきの挨拶で森本くんを見た途端
ザワザワしだした女子を見ても何も思わないのか?

やっぱりかっこ良いし既にモテモテ状態の森本くん

何人の子が本気で恋をして、
彼に想いを伝えるのかな～なんて考える

｢あれ？てかまた背伸びた？｣

あの頃よりも見上げる高さが上がった気がする

『うーん、伸びたとしても一センチくらい？
逆に先生が縮んだんじゃないの(笑)』

先生の頭俺のどこくらいかな～って
手を出した森本くんに気付いてしまった

....左手の小指に光るもの

....そうだよね、彼女くらい

大学生だもんね、それに４年前のことだし

自分こそ今まで彼氏だっていたじゃん

正直、森本くんを見たときに、

これが彼の言ってた運命だとしたら、なんて思ってた

『先生？』

｢ん、え？なに？｣

『や、やっぱなんでもなーい』

思い出にできたつもりでも、
目の前にすればすぐに気持ちは蘇ってくるし、
いつでも過去にとらわれているのはやっぱり私の方だ

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