Give me a Green light,or...? -2- (ページ26)

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｢クラスマッチとか体育祭とか一緒に楽しませてくれてありがとう。｣

｢まだ先生になって３年しか経ってないけど、
初っ端からこんな素敵な生徒しかいなくて
みんながいなくなったら私先生できないかもって思うこともあります(笑)｣

何を言うか、全く考えてなかったけど
いざみんなを目の前にするとスルスル思いが溢れてくる

｢いったんは今日で、みんなはこの高校を卒業して、
私の生徒も卒業します。
でも、私にとってみんなはいつまでもかわいい生徒だし、
なにより私の教師人生のスタートになった大事な生徒です。｣

｢これからも勉強に頑張る人もいれば、
社会に出て人のために頑張る人もいる。
ちょっとでも辛いなしんどいなって思ったら、
いつでも私のとこに戻ってきてください。｣

鼻をすする音が聞こえてきた。
自分も泣きそうだったけど、
我慢して最後まで言葉を紡ぐ。

｢親御さん方も、最初はこんな若造がって思われたかもしれません。
でもこの１年間、私なりに生徒と向き合ってきたつもりです。
大事なお子様を預けてくださり有難うございました。
本当にご卒業おめでとうございます。｣

そして、一礼をすると
大きな拍手をしてくれた

１年間、自分自身も頑張ってよかったと思えた瞬間だった

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