Give me a Green light,or...? (ページ12)

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靴箱を出れば、
まだ頑張っていたのであろう部活生が
片付けをしていた

これは結構危険だなと思いながら少し
歩くペースを落とす私に対して

なにも気にせず生徒に挨拶をしている優吾

『じゃーーねーーこーーち！！！』

『気をつけて帰れよ～～～！！』

なんて会話を呑気に行なっている

まあそこが彼の良いところでもあるんだけどね

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『...せんせー？』

｢ひぃっ！！！！｣

ドキドキしながら歩いてるときに
急に近くで呼びかけられたから焦って
変な声が出てしまった

『っぷ、んははは！
なにせんせーその声(笑)』

｢えっ？あ、森本くん！？｣

部活終わりなのだろうタオルで汗を拭いてる
森本くんがいた

｢え、どうしたの？｣

『え？普通にせんせー見かけたから
声かけようかなって』

ちょっと前からよく話しかけてくるようになった森本くん

やっぱ最初は猫かぶってたんだなって最近わかった

｢そっか、じゃあ部活お疲れ様っ｣

優吾はきっと車に乗り込んでるだろうし
早く別れようと思って会話を終わらせて、
歩き始めた

『...あれ、せんせーそっち門と反対側だけど』

｢え？あー、うん、ちょっと校舎裏に用事あって｣

『こーちが向こう行くのは分かるけど
車もってたっけ、せんせー』

｢...あ！ごめんもう行かなきゃ！じゃあね！｣

なかなか勘が鋭い森本くんにこれ以上
勘ぐられないように無理矢理その場を離れた

....やばい、完全に不審な行動だ

急いで優吾の車に乗り込んだ

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