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『てかこの間、生徒に
こーちって高橋ちゃんのこと好きでしょ?とか聞かれたわ』
「私そんなの聞かれたことないのに(笑)
なんて答えたの?」
『大事な彼女がいます、って言ってやった』
「会話かみ合ってないじゃん(笑)」
私たちが付き合ってることは
学校には黙ってる、もちろん生徒にも。
色々気を遣わせちゃうし、
もしものことがあったとき迷惑かけちゃうしね。
『なんか今日仕事の話ばっかだな(笑)』
「しょうがないよ(笑)
また明日から気合い入れなきゃだね」
『A何組の担任だっけ』
「んーとね、1組!」
『俺3組だから案外近いか、
頻繁に遊びいっちゃお〜』
「高地先生ちゃんと仕事してください?(笑)」
『俺ね、まじで学校でお前に高地先生って言われたらにやけるの』
「うーわ、変態」
震える素振りを見せれば
なんでだよ!!って独特な笑い声を響かせる
見た目は大人っぽいのに、
私の前では子どもっぽくなるところとか
口悪くなるとことか、
全部が全部大好きなところ
訳もなくこの時間が幸せだな〜って思いながら、
仕事の話からくだらない話まで
話し続けてたらもう時計は22時を示していた
『じゃあ明日も早いし、今日は帰るわ』
「そうだね、明日からまた頑張ろうね!」
『おう、じゃーな』
優吾が帰ってからひと息をつく
明日から始まる新学期に
教師という立場ながらに胸躍らせていた
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作者名:ダイア | 作成日時:2020年11月12日 17時