dream of (ページ45)

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松村『あ、髙地戻ってくる』

そうこうしている間にコンビニから出てくる髙地くんの姿が目に入る

とにかく、このことは……

本人に知られているのが1番恥ずかしいことではあるけど、これ以上樹とか樹とか樹とか樹とかにバレないようにしないと

「あの、っ、松村くん」

松村『仕方ないから隠しといてあげる』

「あ、りがとう」

松村『ん』

そう言って助手席に戻っていった松村くんを見て気づいた

そういえばもうヤマちゃんも大我くんもいなくなってる

私が寝ちゃってる間に帰っちゃったんだ

ばいばいくらいせめて言いたかったなあ

起こしてくれれば良かったのにって思うけど
優しい2人だからなんにも言わずに帰ったんだろう

髙地『ふー、お待たせしましたぁ、っと、お！高橋さん起きてる、おはよう〜』

「ごめん髙地くん完全に寝てた」

髙地『いいよいいよ』

松村『樹と仲良く寝てるの可愛かったよね』

髙地『そうね〜』

なんの下心も入ってないことくらいわかってる

子どもに向けて言う意味合いと大差ないことだって

だけどやっぱり松村くんが放つそのワードは心臓に悪いよ

一瞬にして心臓が高鳴っていくのがわかる

ちらっと、バックミラー越しに目が合って、

だけどそれすらも恥ずかしくてすぐ視線を逸らして

あぁ、もう、完全に手遅れだ

私は松村くんのことが

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