恋人ごっこ。-２- (ページ8)

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それからは北斗が買いすぎたフードを必死に２人で食べたり

また少し歩いたり

写真を撮ったりして、その日の夏祭りが終わった

｢はぁ～美味しかったし楽しかったね！｣

『ほぼほぼ食うのがメインだったけどな』

｢それは北斗のせいじゃん！｣

なんてたわいもない話を重ねながら歩く帰り道

ずっとこの時間が続けばいいのに、なんてありきたりな考えが頭に浮かぶ

そうしてたらメッセージが届いたことを知らせる音が鳴った

｢あ、高地くんだ｣

『高地とLINE交換してんの？』

｢まあ色々あるからね｣

メッセージを見るためにアプリを開くと

｢え！！！！｣

『っ、ばっか、急にデカい声出すなよ』

《無事愛花ちゃんと付き合うことになりました^_^》

｢高地くんと愛花、付き合うことになったって！！｣

『へ～、てか俺高地から連絡きてないんだけど』

なんていじけてる北斗をよそに嬉しくてたまらない私は

〈夏休み皆で遊び行こうよ！！〉

《もちろん♪どこ行きたいか北斗にも聞いてみて！俺も愛花ちゃんに聞く！👍》

なんてやり取りを高地くんとしてて

｢ねえ今度４人で遊ぼうよ｣

『別にいいけど』

なぜかわかんないけどどこか不満げな北斗とは対照的に
愛花と高地くんのことにテンションが上がってた

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