I will give you sweet love【警察学校組】

ハロウィン M.jinpei ページ41

今日はハロウィン

渋谷は仮装する人で溢れていた

貴女『(ハロウィンか……)』

子供の頃は仮装とかしてたけど、今はね

陣平ってそういうの苦手そうだし……

いつもと変わらないだろうと考えながら、仕事をした

お昼頃

ﾋﾟｺﾝ

貴女『？』

陣平からだ

松田今日早めに帰れることになった
松田今日定時で帰れそうか?

貴女『(珍しい……)』

いつも私が早いぐらいなのに

A特に何も無いから、定時には帰れるよ

すると、柴犬が敬礼したスタンプが送られた

貴女『ふふ』

そんなかわいいスタンプに癒され、残りの仕事を定時で終わらせた

帰路に着いて、いつもより早く家に。

ガチャ

貴女『ただいま』

ガシッ

突然強い力で引っ張られた

松田『おう。帰ったな……』

貴女『え…?陣平、その格好』

彼は海賊の仮装をしていた

松田『……A、お前の全部を奪いに来た』

真剣な眼差しに射抜かれ、目をそらすことが出来なかった

貴女『陣平……』

松田『俺に奪われる覚悟があるんだったら黙って委ねてろ』

ギラついた瞳で見つめられ、心拍数が上がる
貴女『……もう陣平のものだよ？』

すると

松田『おまっ、ああー！！くそ』

何故か荒ぶってる陣平。心做しか顔赤い

松田『お前のそういうとこ忘れてたわ。』

貴女『陣平、かっこよかったよ？』

松田『……いつもかっこよくないのかよ』

貴女『どんな陣平もかっこいいよ！もう拗ねないでよ〜』

松田『はぁ！？拗ねてねぇよ///』

おまけ

萩原『陣平ちゃん、もうすぐハロウィンだけど』

松田『そうか。まあ、その日休みだけどよ』

萩原『……なんもしないの？』

松田『？おう、しねぇけど』

それがどうしたという顔をした陣平ちゃん

萩原『勿体ないよ！仮装すればいいのに、あの時みたいにさ』

松田『そんなキャラじゃねぇよ』

萩原『Aちゃん、喜ぶと思うけど。まあ、陣平ちゃん次第だけど』

松田『(たまにはいいかもな)』

END

ハロウィンの過ごし方 H.kenji→←▶

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す