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その日から数日後、廉くんのお陰で治った風邪。
その日の夜、私はバイトの為喫茶店に居た。
『 Aちゃん、もう上がっていいよー 』
裏から店長からそう言ってくれて時計を見ると22時頃。
机が拭けたら上がろうと拭いてる時突然窓ガラスが割れる。
『 …いった… 』
その付近に居たため飛んできた破片が私の腕を傷付けた。
『 大丈夫？！ 』
近くにいた先輩の女性スタッフのもと、
応急処置を取ってくれて腕の真ん中を包帯で巻くだけで済んだ。
『 いたずらかしら…
今日はなるべく早く帰ってね？ 』
『 …はい… 』
エプロンを脱いで帰る支度をしてみんなに挨拶して店を出た。
冬に近付いてる季節でもう夜は真っ暗。
しばらく歩いてると後ろからコツコツと細かいリズムで
靴がなる音がした。
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作者名：永瀬れみ
| 作成日時：2017年10月11日 1時
