24パック ページ25
稲荷崎の皆を見送ってから自分もホテルに戻ろうと思って体育館をもう一度見た。
私もここにいるバレーボールを一生懸命する人達みたいに、なにか見つけたい。
古森「あれ、Aさん!」
佐「まだいたの」
『あ!古森くん、佐久早くん!
来年見に来るって言うたけど気になって見てしもたわ。
お疲れ様。2人ともかっこええわ。ほんまに。』
古「あざっす!」
佐「…。」
古「Aさんこれからもう帰るんですか?」
『ううん、ホテルに泊まる予定やから駅までとりあえずいかなあかん』
古「じゃ一緒に行きましょう!」
佐「勝手に話進めるなよ」
『ごめん、佐久早くん。ええかな?私あんま土地勘ないし…』
佐「…いいけど」
佐久早くんって多分日本三本指のスパイカー?
って言われとったけど
日本三本指のツンデレと思うよ私は()
古「Aさんはこっちの大学に来るんでしたよね?
こっち来たらまた3人で会いましょうよ!」
佐「3人でって、俺もカウントするのかよ」
『えー!ええの?私2人がバレーしとるとこまた見たいわ!!』
佐「…今度は教えてやるからお前もバレーするぞ。」
『…!!!佐久早くん…!!!かっわええなぁほんまに!!!!』
佐「は?冗談やめろよ気持ち悪い」
『なぁ、思ってたけど私先輩やで?』
3人でふざけ合いながら(佐久早くんは終始イラついてたような気もするけど)駅まで歩いて向かっとると、ふと後ろからふらふらした車がきよることに気づいた。
佐久早くんがさりげなく車道側歩いてくれとるって、ほんまは優しいんよな。
古森くんもその横におって私は1番車道から遠い。
ちらっともう一度後ろを見ると、その車は車線からはみ出していた。
…もしかして、飲酒運転…?
だんだんこっちの歩道に近づいてきとる。
佐久早くんと古森くんが危ない、
バレーは体が大事や、
守らな、
そう思って2人を突き飛ばした。
次の瞬間、私はなぜか北くんの顔がフラッシュバックした。
そういえば、私160cmなったって言うとらんやったな。
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ワッキー - 北さんが、ちょーかっこよかったわ!! (4月21日 17時) (レス) @page31 id: a8cf9029ad (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - すぎっ゛っ゛!! (2022年4月4日 21時) (レス) @page31 id: cc856e48b6 (このIDを非表示/違反報告)
るるせ - 読ませていただきました!面白かったです〜〜!! (2020年12月12日 11時) (レス) id: 377e001d17 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 確かTikTokでこの動画出してませんでしたっけ?イラストで、それ見て飛んできたんですけど、好きすぎて爆発しそうやったwさくささんのも読もうと思っとります(˘ω˘ ) (2020年11月15日 2時) (レス) id: 70a95d9a91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの - 私は関西の者なのですがそれほど違和感も無く読ませて頂きました!!エセに感じなかったです!強いて言うならば「だめやぁ」やったかな?の所を「あかん~」など使えばさらに関西感でて物語に入り込めると思いまし た!!素敵な作品ありがとうございます! (2020年8月24日 23時) (レス) id: 8d31ac980f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マツコ | 作成日時:2020年6月1日 0時