私が牛乳を飲む理由【北信介】

23パック ページ24

ちょうど隣のコートの烏野対鴎台も終わってた。



あ、北くん行ってしまう…！




『北くん！』



北「おぉ、A。



負けてしもたわ。見に来てくれたのに、すまんなぁ。」



悲しそうに笑う北くんは初めて見た。




『っ…そんなことないよ。


北くんが”ちゃんと”やっとるところ、私は見れて嬉しい。』




北「ほうか。せや、なんで終わってから声掛けてくれへんかったん？見つけられんかったか？」





『あっ、いや。なんか烏野さんの試合治くんと侑くんと一生懸命見よったし邪魔かなあと思って…』





そういうと北くんはちょっと、いつもみたいな優しい笑みを浮かべて私の頭を撫でた。









ん？





NADETA??




『へぇあ！？！！？？！！』




北「ありがとうな。」



『亻、ｲｴｯ』




侑「あー！！！！Aさん！！！きとったんですか！！！」



治「来るならいうとってくださいよ！！てか久しぶりです！！」

そういうと治くんと侑くんは何故か抱きつこうとする

侑「おいサム離れろや！！」


治「いやツムこそ離れろや！！」




北「おい。」




侑･治「「ハイ…」」




き、北くん恐るべしやわ…。


一言で双子を黙らせた…！！！！！


ア「おーいそろそろ集合やってー。お、A！信介に会えたか。」



『うん！ありがとうアランくん！』






北「Aは今日どうするん？もう帰るんか？」



『ううん！私こっちのお家探し2日かける予定やったから今日はホテル泊まんねん！』




北「そうか…。また、学校でな。

きいつけえよ。なんやあったら連絡してや。」




アランくんに次ぐおかん2号か…！？


いや、どっちかというとアランくんはおとんって感じやな…


あ、でもでもそしたら2人が夫婦になってまう…




北「A？」


『ｱｯ、うん！気をつけるよおかん！じゃあみんなも気をつけてな！』




北「(おかん？)あぁ、ほなな。」



侑「(おかんゆうたな)」



治「(おかんゆうたな)」



ア「(あれ、おかんって俺やなかったっけ)」



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