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作業があるからと俺の
アレは本当に夢だったのか、それとも俺の中に眠っていた記憶の欠片だったのか、判断がつかなかったからだ。
もし夢だとしたら、あの風景は必ずどこかで見たことがあるはずなのに、そんな覚えは全く無い。
もし俺の中に眠っていた記憶だとしたら、アレはこの日本の、この惑星のどこかにある風景のはずで……
あの風景を思い返すだけで鼓動が早くなるのはどうしてなんだろうか……
どうしてこんなにもあの風景が目に焼き付いたようにリフレインするのか……早くなるこの鼓動はどうしてなんだろうか……
もし……もし……あの場所が、この日本の、この惑星のどこかにあるのだとしたら……
もう一度、行ってみたい……
……
……
……もう、一度？
「ショウちゃん」
「……っ！？」
「も〜、何回も呼んでんのに〜」
「びっ、くっりした……」
「無視すんなよ〜」
「……智、くん」
急に間近で聞こえた声に驚いて、その声が聞こえた方に顔を向けてみれば。
ベッドに手と顔をちょこんと乗せた智くんが至近距離に居た。
「……なんか、ごめん」
「んふふっ、じょ〜だんだよ」
「え？」
「こえ、かけてねえし」
「は？」
「いけめんだな〜って見てた」
出た。
智くん、いっつもソレ言う……。
「ショウちゃん寝てるって聞いたのにな〜、寝てるショウちゃんに間に合わなかった」
「ふふっ、なにそれ」
「寝言と歯ぎしりといびき〜って思って」
「ふふっ、俺ソレしないでしょ」
「……うん、しねえな」
「ってか皆しないでしょ」
「……うん、キレーに寝てた」
「ふふっ、なんでしょげてんの」
「……残念だな〜って思って」
「……残念？」
「いつか、してくれねえかなって」
「いつか？」
「また、見てえなって」
「また？」
「うん」
つんつんと、俺の頬をつつく指。
つつく人差し指に巻かれた絆創膏が小さな刺激を連れてくる。
チラリと白衣の袖が見える。
「……どしたの、それ」
「んぁ？あ、切っちった」
「てへ、じゃないよ」
「んふふ」
「もぅ、気を付けてよ……」
ふんわりした空気感が睡魔を連れてくる。
もっと話してたいのに……
「智、くん……」
「ん、寝てていーよ」
「ん……」
◆epilogue◆ (2019/06/17��)→←◆15
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黒衣(プロフ) - pandakoさん» コメントありがとうです^^ こんな訳分からんお話を大好きだと言って頂けるなんて…！ありがとうです！書いてる私が迷子になってたのに(笑) そして勝手に私祭り(笑) なにしてもらえるんだろ〜？(笑) こちらこそいつもありがとうです！(*'ω'*) (2019年6月19日 2時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
pandako(プロフ) - どうしましょう。大好きなお話しが終わってしまいました(´；ω；`)寂しい気持ちを埋めるためには、"勝手に黒衣さん祭り"を開催しなければ！寝る間を惜しんで祭りに突入です(*≧ω≦)いつも素敵なお話しをありがとうございます。 (2019年6月18日 14時) (レス) id: 84ef7d4572 (このIDを非表示/違反報告)
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